T595デッド・エンド・ストリート

古いバイクの記録です。Yahoo!ブログより引越し。

X因子

Mazda3 Fastback X L Package 2WD 6AT

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奥はSkyactiv-Xエンジン搭載のMazda3。手前はCX-30 1.8D。

年末の挨拶を兼ねてディーラに寄ったついでにSkyactiv-X搭載のMazda3に試乗してきました。CX-30は1.8Dで利用用途に合わないし興味無いので乗ってません。試乗車は車両本体にオプションとしてUV・IRカットガラス/CD/DVDプレーヤー/地上デジTVと360°セーフティパッケージにボーズサウンドシステム+12スピーカーの3つのオプションが搭載されていました。多分乗り出し400万コースでしょうか。

内装やシートは材質の違い(クロスとレザー)で若干身体への当りが異なるものの座り心地が良い事は変わりません。

冷間からエンジンを始動するとアイドルアップが始まります。高圧縮比のせいか多少アイドリングでディーゼルっぽい音がするものの音程が少し違う感じ。Dレンジに入れて年末の交通量の多い市街地に走り出すと15Gや20Sの様な2,000rpm辺りで忙しく変速を続ける感じでは無く変速を意識させずに滑らかに速度を上げて行きます。40km/h前後の前進・減速を繰り返す国道では微踏力の軽やかなレスポンスと繋がりの穏やかな変速パターンと再発進時のアイドルストップからの復帰速さは街中で乗り易いです。ドライバーのアクセル操作に対する応答と制御の滑らかさのお陰で15G/20Sよりストレスが遥かに少ないです。頑張って仕上げましたって感じ。
残念ながら卸したてのせいか?でハンドルやブレーキや足回りが15G/20Sより締まって硬いのと田舎の路面がちりめん皺が寄って荒れてる一般国道では45扁平18インチタイヤのノイズが大きく侵入してエンジン音が聞こえず気になった位です。15G/20Sでは直進時のハンドルの保舵力やブレーキのストローク感に違いを感じなかったのでXから若干変更されたかもしれません。

後で同乗している営業さんに言って若干コースを変えさせて貰い交通量の少ない路面の綺麗なバイパスを同じ40km/h前後で走らせたらタイヤのノイズも消えハンドル操作に対する車体の安定した動きなど15G/20Sと概ね同じになり至極快適にドライブする事が出来ました。

とは言え

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画像はCX-30です(^^;。

Mazda3のラインナップの中でエンジンの違いだけでは売り文句に欠けるよね~とは車中での営業さんとの会話で出た話。初代のCX-5の2.2Dが出た時のアクセル踏み込み初期のツキの良さが現行のCX-5になってハンドリングやエンジン動作が統合され車体の動きを穏やかに変位させる方向に躾けられてきたのは見てますし上質感とスポーティさを「人馬一体」として演出する方向性としては間違ってないと思います。ただ車体全体での統合性を考慮する上では1シリーズ中に大幅なパフォーマンス差をつけるのは難しい気がします。エンジンがディーゼルDPF再生が無いにしても初期コストや燃費の面でユーザメリットは無さそうですし。

先進性は断トツだと思いますがエンジンの特異性を持って市場に受け入れられるかどうかは今のところは不明です。

個人的に一番気になったのはハンドルに巻いてある本革の柔らかくて擦れ易そうな感覚でしたw。だから掌全体でしっかり握れなかった(^^;。