T595デッド・エンド・ストリート

古いバイクの記録です。Yahoo!ブログより引越し。

リヤサス異音調査3

原因調査中

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今日も良い天気です。風も収まって来て整備するには絶好の日和になりました(^^;。サスペンションのボルト類を緩めてジャッキアップしておきます。

フレーム側マウントのインナーシャフト

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異音の原因が少しづつ解ってきました。
フレーム側のインナーシャフト右端にダストシールによる傷が見られます。
詳しく見るとベアリングに取り付けられたダストシールの圧入シロが左右で異なり、傷の入ったほうが微妙にはみでてます。
この状態でボルトを締め込むとダストシールが圧されてリップが突出しシャフトに傷を入れてた様です。
異音はこの傷とダストシールのリップが擦れた音と推測されます。なので何回かストロークさせるとグリスが回って静かになりますが、暫く放置すると音が出てたみたいです。

製造時の圧入ミスか

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Suspension Noise 3

ダストシールを外してノギスで測ってみると右3.5mm。左4.5mmでした。ダストシールの厚みは4.0mmなので微妙にスラストワッシャーに接触する感じでしょうか。

再圧入方法

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ただベアリングを再圧入する手段は叩いて入れる位しか手段がありません。全ネジ使う手段もありますが、失敗しても良い様に物置から予備パーツとして使えるリンクを探してきました。あって良かった予備パーツ(^_^;)。

再圧入中

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都合良くサイズの合うパイプなどは持ってませんので19mmのソケットを使って叩きます。ベアリングには良くありませんが、そこは今回の優先条件ではありませんので検証を急ぎます。
3.5mm→4.1mmまで圧入シロを増やしました。 ダストシールを元に戻してはみ出てない事を確認してベアリングとダストシールにグリスを塗布して組付けました。
インナーシャフトは傷の入った元のシャフトを装着しました。

西陽がきついところで組付け

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規定トルクで順にボルトを締めて組付けます。
ストロークさせると音はしますが、以前よりは小さく4回ほどストロークさせると確実に音が消えます。
この状態で明日まで放置して再度異音がするか確かめる事にします。