T595デッド・エンド・ストリート

古いバイクの記録です。Yahoo!ブログより引越し。

955i-2 ステムベアリング交換

ベアリングレースを・・・

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1号機の車検も終わり更なる整備作業の前に2号機のステムベアリング交換に取り掛かりました。

下ベアリングレースの打ち込みには内径30mmのパイプが必要なのでホームセンターに買い出しが必要です(^_^;)。
1号機と同じく2号機もアンギュラーボールの上7205BW、下はSAC3055-1にします。前回はHONDA製の鉄製を使いましたが、今回はボール保持器がエンプラ製のスズキ純正部品を使います。下敷きのダストシールもスズキ製。

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ホームセンターでVP30塩ビ管を購入して下ベアリングのインナーレースを打ち込んだら2号機のステムベアリング交換作業に掛かります。

ステムベアリング交換作業中

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ホイール・フォーク外す前にハンドルバーを外してステムのトップナットを緩めておかないと後で面倒です。2号機は前輪にスピードセンサーを装着しているためその配線の処理も厄介です。

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フレームに圧入したアウターレース底部の鍔がフレームからほとんど出ていなかったのですが上ベアリングレースはストレイトのリムーバーで何とか引っ掛けて上手く叩き出せました。新しいベアリングを冷凍庫で急速冷凍して打ち込みに備えます。

ステアリングストッパー欠損

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左の2号機の下ブラケットのストッパーが下手に削られているため1号機の予備ブラケットにSAC3055-1をセットして使う事にします。

下アウターレース打ち込み

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冷やしたアウターレースを古いベアリングレースを使って打ち込んでいきます。打ち込み音が高くなったら底に接地した合図です。

上ベアリング打ち込み

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上ベアリングはNSK 7205BWというアンギュラーボールベアリングで一体型でボールとレースがはずれませんので、これも古いアウターレースを当てて打ち込みます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グリスアップ

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友人から貰ったMicrolonのHi-Temp Wheel Brearing Graseです。通販では軒並み売り切れなんですよね。ちょう度は高くてネットリしています。
上下ともアンギュラーボールベアリングに変更しているため参考にするのは後年式の1050のトルク設定だと思いますが、955i以降の場合アジャスターナットは40Nmでトップナットのトルク値が異なるだけで参考になりません。

そこでベアリングの初期荷重40Nmまで締めてから左右に動かして重さを確認してから、また緩めて再締付け35Nmに再設定して動かしてまた緩めて再締付け30Nmで止めました。ベアリングがほぼ抵抗無く動くのは20Nm辺りですがフォークストローク時のガタが心配で30Nmに調整します。※1号機は40Nmです。
トップナットは40Nmで締付けます。

※2002年式955iは65Nmです。2005年式の1050は90Nmです。

ガタが出ないアンギュラーボールの初期荷重は悩むところです。後は実走行で確認します。

何処にいった?

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ハンドルを動かしてガタガタやってたらフライスクリーンのフランジカラーが落っこちてどっかいってしまいました(^_^;)。周りをあちこち探しても見つからないのは何ででしょうね?w
こんな大きさのカラーが消えるとかありえないんですが(^_^;)。

雨が降り出しました

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概ね終盤に差し掛かった頃に雨が降ってきたので後部に車体カバーを被せて作業継続です。取り敢えずホイール装着まで完了しました。

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翌日はこちらも凄い風雨で暫くは作業出来そうにもありません。