T595デッド・エンド・ストリート

古いバイクの記録です。Yahoo!ブログより引越し。

955i 残念・・・

雨降り

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BFFの分解作業を進めたいのですが天候が不安定で午後は雨続きでした。作業が途中で止まってしまいます。

分解中

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トップキャップを緩めてはスプリングカラーを確認したり少しづつ作業を進めてBFFを車体から取り外し、自作スプリングコンプレッサーでイニシャルアジャスター機構を持つトップキャップとカラーを取り出します。

しかしスプリングがどうやってもフックに引っ掛らないので斜めにしてフォークオイルを抜いてスプリングを取り出しました。オイルを抜いてみるとスプリング上端とカートリッジの上端が面一でフックの入る余地がありませんでしたw。

結局BPF/BFFに採用されているスプリングは両端の径が同じストレート形状のため他の倒立フォークに採用されている先テーパーのスプリングが使えない事が判明しただけでした(^_^;)。

スプリングカラー計測

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上下の樹脂キャップを外したスプリングカラーは外径で約32mm(31.8mm?)、全長365mm位。上下のキャップを合わせて約397mm程になります。画像は上下逆(キャップも逆)ですがカラー下端にはキャップの抜け留めポンチがあります。

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本来は白いカラーごとコンプレッサーのプレートに固定するため問題なく外せるのですが、自作コンプレッサーのやり方だとロッドのナットを外すのに17mmスパナ2本を噛ませるスペースが必要になります。自分はトップキャップで外そうとちょっと無理をしたためトップキャップネジ部のアルマイトに少し傷が入ってしまいました。

市販のステンパイプで代用するには穴加工とかは難しそうなので9.0Nm以下のスプリングを流用するなら短いスプリングとカラーの樹脂キャップの上にスペーサーを組み合わせる事になりそうです。

今回は先テーパースプリングが使えないしBPF/BFF用のは10.0Nmを超えるスプリングが多い中でも費用は掛かりますがYSSの9.5Nmスプリングを購入する事にします。

マニュアルではオイル交換時のオイル量は295mlですが計量シリンダーで270ml位でした。オイルの粘度は若干高い純正のSS-47のままです。

BFFのインナーロッド


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BFFは減衰機構が窒素ガスで加圧されているため他のフォークと違ってフォークインナーロッドが下に下がらずに戻ってきます。

GSX-R1000用BPFパーツ

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GSX-R1000のBPFスプリングはストレート径の恐らく10.0Nm位で全長238mmとBFFで使うには少々短いスプリングです。
ただBPFでは減衰ユニットとスプリングの間にオイルを通すための黒い樹脂製カラーが入っています。
これとGSX-R1000用の10Nmスプリングを組み合わせると全長258mm程度になりVP30の塩ビ管を切って使うよりは使えそうな感じ。
このパーツはインナーチューブ内で減衰ユニットとスプリングの間に入るため寸法的にも強度的には問題ありません。
9.5Nmが弱過ぎる場合は10Nmも使えると言う事で。