モーションコントロール
MTBフォークReba RLのオーバーホールは終わりましたがOリングを交換しただけのモーションコントロール機構のロック機能が以前のように機能しないので調べてみました。構造としてはチューブ内に差し込まれた隔室を開けたり塞いだりする扉なんですが、チューブを分割する事で内部のエアボリューム変化させます。
トップのボルトを回すと底面の切り欠きが穴を開けたり塞いだりします。完全にロックしない様に竹輪型である程度は空気が動くようになっています。


ロック機構は正常なので交換時にサイズが微妙で迷った気密用のOリングを変えてみましたが、明らかに大き過ぎ・太過ぎのものを除いたら交換前のやつしか残りませんでした。試しに替えてみても効きが悪いのは変わりませんでした。
油面調整
オーバーホール時にマニュアルに従って規定量のオイル(106ml)を注入していますが油面は正確に測っていませんでした。理由は規定量のオイルでも油面はマニュアルの値より遥か下だったからです。オイルの規定量は遵守しろとは書いてありますがロック状態のフォークを押した感じでは明らかにエアボリュームが多い印象です。
試しにエアスプリングを抜いてフルボトムさせた後に15mlほどオイル量を増やして油面を規定値付近(約80mm)まで上げてみたところ、正常にロック状態になりました。完全リジッドでは無くロック状態でも20mmほどはストロークします。
元々モーションコントロールのロック状態でどの程度ストロークさせるかの基準がある訳では無いし、街中走行ならリジッドでも構わない気がします。
また漏れてる
モーションコントロールも復活し、これで試乗出来るかと思いきやネジ穴を修復したはずの右ブレーキがフルードが抜けてスカスカになっていました。
ブレーキは若干前下がりに装着していますから非純正のネジではフルードタンクの蓋が完全に締め切れていなかったと思われます。取り敢えず純正のネジに戻してしっかりしめておきました。
試乗中に抜ける事が無い様に、しばらく放置して抜けが無いか確認する事にします。