T595デッド・エンド・ストリート

古いバイクの記録です。Yahoo!ブログより引越し。

T595メンテナンス完了

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

5万キロを越えたT595のメンテナンスが完了して引き取ってきた。最終的にメンテナンス内容は以下の通り。

01.ステムベアリング交換(上下テーパー→リテーナー付きボールベアリング)
02.スイングアームピボットベアリング一式交換(ニードルローラー・ボールベアリング)
03.リヤアクスルベアリング一式交換(ニードルローラー・シール・ボールベアリング)
04.リアサスリンクベアリング一式交換(ニードルローラー・シール・スリーブ)
05.エアフィルター交換(ITG製フィルター→K&N製フィルター)
06.プラグ交換(NGKイリジウム DPR8EIX-9)
07.アクセルワイヤー交換・取り回し変更(純正T2040455)
08.クラッチワイヤー交換・取り回し変更(純正T2040379)
09.ブレンボフロントブレーキキャリパーO/H・シム追加
10.リヤブレーキキャリパーピストン清掃・純正パッド交換
11.HID増設(PMC Brightec HID4300K)
12.水温計ランプ交換(球切れ)
13.ポジションランプ交換(球切れ)

車体周りのベアリングはシールと内側のスリーブも含めて交換。状態は5万キロなり。画像の右下側に見られる大径のニードルローラーとシール付きボールベアリングはリヤハブのベアリング。中段の少し左にあるニードルとボールはスイングアームピボットのベアリング。ハブと比べると左右で2個しか無く、動力による応力が集中する事を考えると心細くなる位少ない。中央のテーパーローラは上側のステムベアリング。下側は不明。あちこちにちらばるニードルローラーはリヤのリンクに内蔵されたベアリングとシールに右上は内側に入るスリーブとなる。後はフロントのホイールベアリングもあるが、車体だけでも沢山のベアリングが使われているし、全て消耗品なのだ。
ワイヤー類はさすがに動きが渋かったので新品に交換すると共にクラッチケーブルは車体内部の取り回しからエンジン右側を通す事でケーブルの屈曲点を持たせない様に仕様変更(部品番号が統一された)となった模様。ただし純正品なので少々割高。

フロントキャリパーはカーボンホイールにセットしたブレーキロータとのセンターがずれていたため、1.2mm(1.0mm+0.2mm)のシムで調整している。
これはマグホイールとカーボンホイールとのハブ幅が微妙に異なるため。公差にしては少々大き過ぎるし、各メーカーで元型となった寸法に差異があるかは不明。本来であればカーボンホイール用にサポートを作り直した方が良いかもしれないが、ブレーキの引き摺りの原因の切り分けが済んでいないので臨時措置として採用。シム径が少し小さいため応力がネジとシムに掛かる事になりブレーキフィーリングが変わるかとも思ったが、そこまでは違いは無い様だ。帰宅中には感じなかった。

リヤブレーキは持ち込んだFerodoが品番違いで左右形状が違ったため純正パッドをつけて貰い、再度販売元確認する。Ferodo以外も付けてみようかとも思ったが結局はそのまま。ウェーブローターはもっと軽量な4mm厚のレース用を仕入れた。今のが減ったらつけてみよう。

HIDは置き場所がリヤトレイしかないがユニットだけで満杯となってしまった。帰宅中に旧HID側が点灯しなくなったので、本当の明るさは不明(^^;。

今回メンテナンスを実施してみて5万キロ越えた車体がいかに草臥れていたか良く判った。久しぶりに乗ったにも関わらず操作系の滑らかさ・軽さに加えて、車体の動きやフィードバックがまるで違う事がはっきりと判る。不要な緊張など皆無で、エンジンも滑らかにパワーを供給してくれている。

しかしながら立春とは言え、きつい冷え込みに高速ではあまりの寒さに冬装備でも震えが止まらず、一刻も早く帰り着く事だけを考えていたが(^^;。