T595デッド・エンド・ストリート

古いバイクの記録です。Yahoo!ブログより引越し。

バッテリ比較

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思い立って現在までT595で使用したバッテリの諸元を確認した。

○純正バッテリYB14L-A2
T595の純正バッテリは、一昔前の国産車に良く採用されていた開放型バッテリであり、ビモータやドゥカティにも採用されていた。が、まあイタ車の場合は元の充電系が貧弱なのでバッテリが良くても駄目だろう(笑)。T595の背面オルタネータは80年代~90年代のバイクに装備された実績のある日本電装製レギュレータレクチファイヤ一体式のものと同等であり低回転から充電電圧の発生が可能。
端子位置は搭載位置で左が+、右が-であり、最近の密閉式MFバッテリとは端子位置が逆位置。充電電流は1.40A。ブリーザは右側に装備されている。

---銘柄-------寸法----充電容量---充電電流(A)--重量(Kg)--使用歴
ユアサYB14L-A2---135x90x167mm---14Ah-----1.40A-----4.6kg---約2年
フルカワFTH16-BS-1-150x87x161mm---14Ah-----1.40A-----5.6kg---約6年
ユアサYTZ-12S---150x87x110mm---11Ah-----1.10A-----3.7kg---約1ヶ月
KungLongWP14L-A2-134x90x168mm---14Ah-----1.40A-----5.4kg---約6ヶ月
フルカワFTZ14-BS--150x87x145mm---14Ah-----1.40A-----4.6kg---次期候補

○実験その1:密閉型MFバッテリへの換装
密閉型交換への判断材料は外径寸法と充電電流。加えて充電容量に始動電圧の高さと元に'99年当時の
古河製FTH16-BS-1(これは端子ネジが横出しタイプ)を選択。端子位置が逆になるため配線の組替えまたは延長ケーブルの作成が必要となる。始動性・耐久性は良好だが、T595の持病-冷え込んだ早朝はエンジンが始動せず、日向に暫く放置しておくと掛かるという-には勝てなかった。唯一の不満点は重量が嵩む事。

○実験その2:バッテリの軽量化
充電容量を減らせばセル数が削減出切るためバッテリ重量を下げる事ができる。昨今のスーパースポーツはインジェクション・常時点灯にも関わらずこれら軽量な10Ah~12Ahの新型バッテリを搭載する。確かに2kg弱の軽量化は魅力的だが、充電電流の多いバイクに取り付けた場合は不具合が出そうな。
結果、2kg減はメリットありだが別の原因でT595のバッテリ電圧の低下が大きく14Ahで2週間。12Ahでは毎週充電しないとやはりセルが回らない。日帰りのワィンディングだけなら問題ないと思われる。

○実験その3:形状互換MFバッテリ
ネットオークションで外径寸法と端子位置が開放型と同じ外国製バッテリが安価に販売されていた。安かろう悪かろうは今は昔と思うが、T595の場合はたまに通用してしまう向きがある(笑)。
まあオーナーの運次第だろうが、実際に送られてきたバッテリの端子表示は正しいのだが実際の極性は逆だったと言う、最初からオチが読める様な事件が発生した(笑)。
結果、このバッテリは6ヶ月で膨れてしまいジンクスは守られてしまった(^^;。もちろん形状互換で高価なバッテリも存在するが、わざわざ購入するには高価過ぎた。

○実験その4:新型バッテリの探索
最近はさらに軽量・小型・大容量のMFバッテリが販売され始めた。Zシリーズが販売されている。次に装着するならこちらの方が良いだろう。

参考資料:古河電池の技術情報
http://www.furukawadenchi.co.jp/tech/pdf/fbtn60/fbtn60_302.pdf