T595デッド・エンド・ストリート

古いバイクの記録です。Yahoo!ブログより引越し。

ツール・ド・美ヶ原 当日

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レース当日、朝早く起きて準備を始める。と言っても仕事で起きる時間とそう変わらない(笑)。
天気は日が少し顔を覗かせる状態。少し肌寒いため上は白のアームカバーと下が黒のレッグウォーマーにかねこの青と黄のジャージを着込んで、カロリーメイト1箱とカーボショッツ1袋を朝飯代わりに飲み込んでおく。

ロビーに降りて清算する。宿泊した池田屋からはサービスでおにぎりとお茶を貰った。結構嬉しい。山頂で食べる事にして預けるバッグに入れておく。

早朝の人通りの少ない道を走り会場に到着して駐車場に入る。球場の隣にあるグラウンドに誘導された。下は土でビンディングが詰まりそうだ。預けるデイバッグの中身は散々迷ったが天気は持つと踏んでレインウェアや防水機能のあるウインター装備は止めて、昔どこかのホームセンターで買った980円のウインドブレーカーと換えのグローブとインナーグローブにソックスとおにぎり以外の食料を入れておいた。

実はアップ用にローラー台を持っていったのだが、専用のクイックリリースを忘れてしまったため(^^;、昨日松本城まで行く途中にあった女鳥羽川沿いの道でウォームアップ開始。
今中さんにショウの解説でも、また尋ねたおりに自分の心拍数について聞いた時の様に、後半心拍が落ち着くのはアップが不足している可能性がある。いつもより長く時間を掛けて心拍とケイデンスを上げて行き最終的に160まで上げてアップ完了。会場に帰る途中の交差点で何か金属片を踏んだ。まずいと思ったがとりあえずタイヤに影響は見られない。少々嫌な予感がする。

ステップワゴンに戻り気休めにエア圧を確認し補充しておいた。暫く置いてもエア圧の低下は認められない。汗をかいたインナーウェアを着替えて会場へ。既に沢山という以上にカラフルな人と自転車で埋まっていた。参加人員は2000名を越えるそうだ。

先に出発する知り合いの方を見送って自分のグループに行って後ろに並べておく。隣の人がオリオンIIについて聞いてきたが、正直このホイールしか知らないしあまり答えようがない(^^;。とりあえずタイヤも軽くすると良いかもと答えておいた。その人のRMH9とRacing0の方が良いと思うけどな(^^;。

チャンピオンクラスが走り始めて45分後にやっと出発する。待っている時間が長いのでストレッチしたりして時間を潰していたり。グループの後ろにくっついてスタート地点に並ぶ。100人単位だから道路も狭いし。それほど緊張感が無いのか心拍数はそれほど上がっていない。
スタートの合図を待ってスターターの人を見ていたらスタートの号砲がスピーカーから聞こえてきて一瞬拍子抜けしてしまった(^^;。そのせいかどうかは知らないがクリートが中々嵌らず(笑)。グループの後ろを声援を受けながらのんびり付いていく。

浅間の温泉街を抜けて登り坂に差し掛かる。緩い坂を登って左に曲がると急坂だ。インナーローに落とし慎重に登っていく。既に押している人、ゆっくり登っていく人が居るが狭い道でも直線なので不整路面を避けながらでも十分ラインは確保できるけど、コースクリアな方が集中は出来るな。

直線を登り切り最大勾配の九十九折に差し掛かると走行ラインの基本はセンターでなるべくワイドラインを使いながら押さえ気味にかつチャンスがあれば抜いていく。心拍は既に187付近だ。あっ、フライトデッキの距離計スタートボタン押すの忘れた(^^;。やはり緊張しているのか(笑)。ストップウォッチはちゃんと押していたが、距離計は別なので少々面倒。

後ろのグループが上がって来たので右のラインを空けておく。抜きつ抜かれつ心拍を抑えて登っていく。
視界が開けたら後は第2の急坂を登って少し走れば美鈴湖だ。コース途中で救護車が止まって居るのは驚いたが、頼むから俺が抜くまで停まっててくれ(^^;。暫く救護車の後ろを登る。狭い道が更に狭くなる。

漸く急坂を登り切り美鈴湖へアプローチする平坦路へ入る。呼吸を整えつつ勇壮な太鼓の音頭を聞きながらペースを上げる。ここまでの心拍数は189が最大。約18分で登り切った。前回よりは5分短縮だっけか?。
あ、ハートレートモニターのスタートボタン押すの忘れてた(^^;。これはやはり全部一度の操作出来るCS400を買うしか・・・。などと悠長に考えていた訳ではない(笑)。

第1CPを過ぎて最初は渋池までの登り。周りにはゼッケン1600と1663と178?が概ね前後する様なペースで上がっている。相手のラインを読んだり読まれたりして交わしたり交されたり。勾配が緩やかになれば即座にギアを21。時には19まで落として速度を稼いで心拍数を抑えておく。

渋池を過ぎて第2CPで給水カップを貰い一口二口。まだ心拍数が安定しないので結構辛い。更に進んで、この前チェーン切れの人を助けたポイントを過ぎてから心拍が185を切って184辺りで落ち着く様になった。
センターからワイドラインを取って一定速度を載せたまま加速。どうやらこの走り方が有っている様な気がする。たまに追い越しのために急加速しても十分脚がついてくる。

最初の九十九折を抜けて一方通行を過ぎ左に曲がったところから、視覚的に嫌になる様に一直線に立ち上がる急坂が現われる(^^;。あそこまで登らなければという地点が見えているのは結構うんざりする(笑)。
更に先の九十九折に突入。ここまで来るとMTBのトップ連中に抜かれ出す以外は周りの顔触れは変わらなくなり、ひたすら脚を回して登って行きつつ前後して登っていく。そういえばリカンベントにも抜かれた様な。

第3CPを過ぎて武石峰の頂上に掛かるまでに徐々にペースが上がって行く。頂上を越えて一気に視界が広がって来たと同時に身をすくめる位の寒い風が吹いている。今にも雨が降り出しそうだ。

平坦路に入りギアをアウターに入れて踏ん張る。前には丁度良い風除けが居ないのでペースが上げられない。1本目の下りに突入して一気に速度を上げる。後で撮影されていたので判ったが風除けにされていた様だ(^^;。2本目の下りで誰かの後ろに張り付いて力を貯めておく。

最後の登りで回せるだけ回すが、実際には全然速度が出てない(^^;。心拍数は不明。なんとかゲートを通り抜けて暫く立ち止まり一息付く。脚が震えていたので駐車場の奥のスペースでKLEINを倒し横に寝転んだ。
頭がグルグル回っていく感じがして、頬に当る水滴が気持ち良い・・・。手持ちの計測では90分を越えている。1時間半は切れ無かった様だ。

・・・水滴? と眼を開けると雨がポツリポツリと落ち始めていた。走っている最中じゃ無くて良かった。寒くなってきたので預けたバッグを探しにKLEINを柵に立て掛けて歩き出した。脚には思ったより疲労は無いが右膝の腱が固くなっている。多少の負担は仕方が無いか。

途中トマトを貰い齧り付くと意外と腹が減っている事に気がついた。ごった返すレストハウスは避けて奥の自然保護センターに入ると熊の剥製が置いてあるベンチが丁度空いていた。座って汗に濡れたウェアを全て着替えてホテルで貰ったおにぎりを食べる。3個有ったが足りずに他の補給食も少し食べた。

外は雨が酷くなっていた。適当なアノラックと保温などないインナーグローブではこの雨では全く役に立たない(笑)。下はビブショーツとレッグウォーマーのままだし。
大半は下山した様だが、この雨の中を登ってくる参加者も居る。左側を下山のために走り始めるが、意外にペースが遅いので寒さが答える。身体を暖めるため漕ぎ出すとこの雨の中軽く30km/hを越えてしまう。
しかもブレーキがあまり効かない状況で下り始めて、なんの兆候も無しにいきなり前で落車されたので腰が引ける(^^;。

とはいえ思ったよりヴェロフレックス レコードのグリップは良く。ブレーキコントロールを間違えなければ良いペースが維持出来る。というか維持しないと凍えて死にそうだ(笑)。
途中、一方通行で単独事故があったらしく一人横たわって救護されていた。下に救急車が居たが呼ばなくて良いのか?

中腹まで降りてきても雨の止む気配は無く980円のアノラックでは防水出来る訳もなく全身ずぶ濡れ。下ハンのブレーキを握る指も身体を支えきれずに首が痛くなってきた。美鈴湖に漸く辿り着いて一休み。急坂とは違う方向に進み浅間温泉まで下っていく。

やっとの事で会場に辿り着き計測器を返した後は震えながらステップワゴンにKLEINを収納しエアコンを暖房全開にして着替える。合間に更にチョコレートやゼリーを食べたり(^^;。人心地ついたところで結果を見に行くために会場へ向かう。

結果は1時間38分56秒。

最初のスタートの位置取りとペースアップ出来そうな登りも少し抑え気味に走ったためか後半ペースが上がってない気がした。心拍数の抑制は今後の課題だな。

雨の中表彰式から抽選会まで居たが、別に何も当らなかった。幸運は別に微笑んでくれていたみたいで・・・。

翌日KLEINを降ろすとフロントタイヤがパンクしていた・・・。バルブ近くのトレッド中央に丁度穴が開いていた。これがヒルクライムダウンヒル中に発生せず終わるまで出なかったのは、かなりの幸運だろう。確実に落車していただろうし下手すれば大事故に成りかねない。雨の下りではかなりの数のパンク修理中を見掛けたが、あれは大変そうだった。

次は翌月の軽井沢ツーリングと阿蘇望だ。軽井沢は仕事になりそうだが、阿蘇望は暑くならないと良いが。