T595デッド・エンド・ストリート

古いバイクの記録です。Yahoo!ブログより引越し。

この日の為に-阿蘇からの贈り物

地蔵峠からの下り終えて俵山のバイパスを走る。このバイパス(とトンネル)が出来たのを知ったのは去年の回収バスの中だったが・・・。
信号待ちで後ろから追い付いてきた参加者はかなりの速度で登って行ったが、こっちはほとんど速度も出せずゆっくり登っていく状態(^^;。痛みなんかは全く無いのだが、どうも右膝のジョイントがもう一箇所増えた様な動きが先ほどから続いている(笑)。

最後のエイド

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実は俵山の峠にエイドステーションがあるものと思っていたので、バイパスの途中にエイドの標識が出ていたから、不思議に思いつつも注意しながら登っていくと道から離れたところに入り口の標識があった。前を走っていた参加者は気が付かずにそのまま登っていってしまった。後姿が「疲労困憊」という感じだったが、声を掛け様にもこちらも通り過ぎそうな状態だったし。

ここで嬉しいお知らせ。俵山の峠(チェックポイント)までは7キロとの掲示が。残りが20キロと思っていたので半分の10キロは登るのかと思っていた。

俵山バイパス

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ホースからの水を頭にかぶり、氷の張ってあるバケツの冷たい水をボトルに詰めて、いざ最後の俵山へ。新しそうな橋を通り暫くすると懐かしい旧道への道に入った。

俵山旧道

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トンネルが出来てバイパスが出来るまでは南阿蘇のルートは狭く曲がりくねった旧道しかなかった訳だが。眺めは昔と変わりが無い気がする。もっとも昔は景色なんて見てなかったけどね(^^;。

風の谷

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・・・近くで聞くとプロペラの風切り音が五月蝿いんだね~。とか余裕こいて登っていた訳では無いが、エイドステーションの休息が効いたのか、割合脚にも元気が戻っていたと思う。

最後のチェックポイント-俵山休憩所

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到着して気が付いたが、チェックポイントだけなんだね。仕方が無いのでそそくさと下っていく。ただし道が狭い上にブラインドで曲がりくねっているため、速度が上がらない。

地味にゴール

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俵山を下り終えてバイパスに戻る信号で前走者に追い付いた。久留米のイワイさんとこのチームパラボラの若くて速そうな人だったので、マキュアンばりにただのりさせて貰う(^^;。阿蘇望の郷まではほとんど下り勾配でしかも追い風だったから楽なものだった。
ゴールして水を汲みに行こうかと思っていたら、何人かの顔見知りになった人がゴールしてきたので、暫くゴール付近で世間話。fuk@さんもゴールして記念写真中(^^;。
どうやら俵山の下りで雨に遭った様だ。確かに南側を見ると黒雲が外輪山の上で待ち構えている。とりあえず後ろのグループで出発した土橋塾のメンバーを車で迎えるべくアスペクタまでの登坂を開始(笑)。
あれ?と思う位に速くは無いが意外と楽に登れる。

恵みの?雨

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着替えて車を用意して阿蘇望の郷に戻ってみると何故か皆が既に待っていた・・・? 実は前半でリタイヤしていたそうで。道理でアスペクタの駐車場に車が無かった訳だよ。
暫く外で話していたら外輪山の向こうから白いカーテンが降りて来た。もちろん雨だった。瞬く間に阿蘇望の郷はスコール並みの土砂降りに包まれた。屋内に避難するが暫く止みそうにもない。
ので、店の中でアイスクリーム食べたり、ラムネ飲んだりしたい放題(笑)。

阿蘇からの贈り物

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少し雨が小雨になってきたところで、土橋塾のメンバーで参加賞に含まれた無料の券を使って温泉に行く。さっぱりしたところで外に出て解散し帰路に着く。
雨の上がり空には大きな積乱雲が太陽の光を浴びて輝いていた。もっと良いデジカメなら雲の質感も表現出来るのだろうが。

この場所、この季節、この時間の一瞬にそこに居る事で出会える何かがある。それは人でも自然でも変る事はない。ただ感じ取り心に蓄えていく事は人にしか出来ない行為だ。去年のバスの窓越しに見た路が、今年はまた異なる視線で心に蓄えられていく。

オートバイで日本中を走っていた時はその何かを探し出せると思っていた。自転車では何かに出遭える楽しみが出来た。美ヶ原や乗鞍や富士や手賀沼は遠くになってしまったが、阿蘇にはまた行ける様になった。

今度はこのコースを反対回りで行って見ようかね・・・?(汗)。