T595デッド・エンド・ストリート

古いバイクの記録です。Yahoo!ブログより引越し。

インソールとSpeedPlayその後

インソールを今まで使っていたShockDoctor(以下SD)からSidas Comformable(以下SC)に変更して北九州~大宰府120kmで走ってみました。

固定ローラー台でのインプレ

固定ローラー台は実走と異なりインプレを書くには特殊例と云えます。台座にラバーとスポンジを噛ましてローラー台ごと左右にいくらか振れるとは云え、実走とはやはり違います。
新装備の慣らしには丁度良いのですが。

まずはペダルをSpeedPlayに、シューズはフルカーボンソールに変更した際のQファクターの変化やソール剛性の違いに慣れるために、シューズを変えたりビンディングを変えてインソールを試してみました。
結果、必ずと云って良いほど固定ローラーではSCの場合、土踏まずの締付けが強く痛みが出てきた事です。これはインソールの素材の差と足に対する力の加え方が固定ローラーと実走で違うためと言えます。
また北九州に来てから自転車通勤のお陰で(笑)ダンシングを多用出来る様になった現在では、SIDI G5.5のサイズが前後に余裕が無い事を鑑み、SIDI G6.6では25.5サイズを選択しています。

インソール表

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SDの形状は土踏まずの高さも高く、ソールは硬度の違うスポンジが使用されているためフィット感が高く締付けに対する圧力が均一です。快適性ではこちらの方が良さそうです。実際に純正のインソールを交換しただけでフィット感が良くなりバックルやベルクロが適切に調整出来るせいか腰の痛みが解消された程です。
ただしダンシングで強度を上げると少々沈み込みが大きいのか、シューズ内部で少しズレを感じる様になり余長の無いSIDI5.5の時はつま先がシューズの先端と接触してました。

インソール裏

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一方、SCは土踏まずから踵に掛けて成形樹脂が貼り付けてあり、力のロスは少ないです。これは冬用シューズに作ったSuperFeetの熱成形シューズと同じです。土踏まずのアーチを保持し脚の力をペダルに綺麗に伝える事を目的とする形状です。大宰府までの往復の実走では締め付けは同じでも最後まで痛みは起こりませんでした。脚の動きが固定されてないが故に痛みが起こり難いと思われます。
またソールに安定感があるため、ダンシングを続けて疲労で膝から上が少々崩れてもクランクを回す事が出来ました。

吊るしの安いインソールでも大きなメリットがあります。では熱成形インソールはどうでしょうか? SuperFeetの熱成形インソールを作った経験からすると熱成形時のソール状態に違いがある様です。SuperFeetは成形時は椅子に座って脚を宙ぶらりん状態でバキュームフィッティングしました。他のメーカーは立った状態で成形を行う様ですが、どの様な優位性があるかは判りません。
まあ、それほど特徴的な足型では無いので吊るしのアーチサポート付きインソールで充分では無いかと云うのが現時点での結論です(^^;。

代わってSpeedPlayZERO。漸くクリートのバネが慣れてきたせいか、ペダルにクリートを載せて暫く回すかダンシングで軽く前に蹴り出すだけで一発で固定される様になりました。でも、まあ停車状態での片足のロックは載せている位置が判り難いし、まだ固いんですけどね(^^;。

SIDI右足

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Qファクターをなるべく小さくするため左右クリートを詰めて固定していました。固定ローラーでは判らなかったのですが、疲れて事故で伸ばした右の内側側副靭帯を補強する筋肉が弱ってくると膝がぶれるみたいで右シューズの内側がたまにクランクと接触していました(^^;。

SIDI左足

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クランクとの余裕が無い様に見えますが、撮影した時の角度が悪かったのでしょう。左右とも概ね同じ位置にあります。左脚は所謂蟹股(笑)なのかつま先が外側を向こうとします。そのため踵の振り角度は左右で異なっています。

それからクリートカバーは必須です。金属クリートで歩こうとするとクリートガリガリになるし、いつか滑って転けるでしょう(^^;。

SpeedPlayの可動クリートは足首の振りも自然で違和感も少ないです。シマノなら固定クリートで充分ですがSpeedPlayなら可動角度が微調整出来るZEROは良いです。

それからペダル踏面の差異(-4mm)の件ですが、ISP仕様のヘリウムに変更しても特にペダル-サドル位置が高いという感じではありませんでした。Qファクターの狭さが違和感を消しているのか? そんな訳ではなく厳密には影響しているかもしれませんが、現状ではパワーメーターでも持って来ないと比較は出来ませんし(笑)。