T595デッド・エンド・ストリート

古いバイクの記録です。Yahoo!ブログより引越し。

Maillot Lombalgie

ジャージ「腰痛」・・・不名誉過ぎw

イメージ 1フランス語にすると痛くなさそうな感じ・・・(違)。
部屋の中でヘルメットとサングラスを被ってローラーに乗るのは病めましょう(笑)。
 
昨年の雨の長崎ブルベから腰痛がペダリングを阻害する程に顕在化しました。
 
もちろん自転車を始めた当初からヒルクライムなどで右腰に痛みが出ていましたが、漕げなくなる程のレベルではありませんでした。
この時はインソールの採用で終息した感じ。
 
2006年末より体調改善wで始めた自転車ですが経験年数(といっても本格的にはたかだか3年位)が増えてペダリングやフォームに変化が出てくると、また違ったところに問題が発生したり。
一番顕著なのは加齢による心体両面の回復力の低下。

◯経緯

2009年は良好な状況でブルベを完走出来ましたが、2010年は雨続きで前半の走り込み不足とポジションの未調整(2009年のまま)から来る腰痛で2度のリタイヤとBRM日向600kまでの走りこみと完走。
整形外科でMRI検査までして判った結果は骨が痛みの原因では無いという事だけ。
もっともロード自転車に乗らない普通の医者に自転車で300キロ走ったら腰が痛いんですとか言っても理解されない(笑)。患者の説明と医者の判断のベクトルが全く方向違いになるだけで終わる。
 

◯発生条件

2010年の春辺りで暫くエアロバーを装着して似非TTポジションで遊んでいた際に大殿筋からハムストリングに掛けての筋肉群への意識が向く様になった。
腰を入れる(骨盤の前傾)度合いによって脚の筋肉群の伸張反射?と呼ばれる動作を有効利用する事が可能になった結果腰痛の要因にもなったと思われる。
 
想定する理由はこんな感じ。
 
昔から股関節が固く前屈とか腰から身体を曲げる事が苦手(出来ない)です。ここが固いと自転車乗車時の前傾姿勢の保持に必要以上に腰の筋肉が緊張(収縮)します。

ロード自転車はペダルの回転運動を防げない様に骨盤を立てる事で股関節と膝関節の可動と上半身の余裕を持たせると言われています。
また前傾姿勢は200キロ以下の短距離・短時間であれば腰の前屈が骨盤を前傾保持する筋肉群の疲労に対して緊張を維持可能なので問題は発生しません。

腰を境にして上半身保持は背筋と腹筋が脊椎から骨盤の角度保持は前屈が腸腰筋群と大腿直筋。後ろが大殿筋とハムストリングが使われます。

ロード自転車のペダリングにおいて膝をクランクの上死点まで上げて下死点まで下げる回転運動は主に大腿部の前後の筋肉と共に前述の腰の前後の筋肉に緊張を与えておく事で伸張反射による素早い筋収縮が可能です。

問題はペダリングを補助する筋肉の緊張が長時間続く事と上半身を保持するために同じく背中の筋肉も緊張し続ける事に加えてペダリングによる大腿部の上下動が緊張している腰の前後の筋肉を伸ばそうとする訳です。

その結果はというと筋性腰痛症という症状になります。こういう時は自転車を降りて筋肉の緊張をほぐす腰のストレッチをすると一時的に解消します。
 
ちなみに自分でこの症状が出るのは低負荷でも高低差のある道を200キロ以上走るか、低気温・雨天等に耕深=腰を入れて(主に登り坂で)踏むペダリングを1時間以上続けるかのどちらかです(笑)。 
前者の発生条件はBRM326福岡300k試走の最後の八丁越で発生。後者は雨の2011年天草サイクルマラソンのPC1までに再現しました。

◯更に悪循環

 加えて疲労により骨盤が倒れてくるとサドルに会陰部が押し付けられて前立腺部が圧迫される問題も加わります。 これはサドル選択により解消する事が可能です。

自転車スポーツを楽しむには股関節の可動域と腰の柔軟性を確保が重要ですね。
対策については現在まだ調査とテスト中なのでまた別の機会に。