T595デッド・エンド・ストリート

古いバイクの記録です。Yahoo!ブログより引越し。

どうにも使い道が・・・

どうも測定方法とスポーク種類による値のバラつきが気になる

イメージ 1対象となるスポークの材質・形状に対してTM-1の測定機構上ねじりバネの発生するトルクと初期のプリロードがどれだけネジに与えられているのかが不明。プリロードの掛かったバネは受けるトルクにより動き易い荷重範囲があるのでスポークテンションの範囲内に合わせてねじりバネの線径が選択されたんだろうが・・・。
テフロンワッシャーが使われているメーター部分やその他の可動部のフリクションや重力によってはバネのトルクに影響を与える感じがしないでもない。
特にRacin1の様に薄くて幅広で硬いアルミスポークは撓みが少ないせいかバネトルクが低い位置での測定する事になる。
逆にスチール丸スポークは比較的バネトルクの掛かった位置での測定となる。
可動部分に注油すれば簡単に測定数値は1目盛は変わるだろう。実際変わったんだが(^^;。
 
折角の週末、雨も降らず気温も低くて走り易かったのにKleinのメンテナンスも必要だったので引き籠って(笑)色々やってみたが、どうにも微妙な感じが拭えないTM-1の測定結果となった。
 

DT-SWISS RR1450 Mon Chasseral

F:28(1.5x2.0BT-2x)/R:28(DS:1.8x2.0BT-2x/NDS:1.8x2.0BT-2x)

イメージ 2フリー側はRDによるスポーク破損の影響で振れが出ている。全てでは無くハブの外側から出ているスポークだけ傷が入っているだけなのでそれだけ替えれば直りそうな気がしないでもない(笑)。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 3
 

Easton ORION-II

F:24(1.7x2.0BT-Rad)/R:28(DS:1.7x2.0BT-2x/NDS:1.7x2.0BT-Rad)

イメージ 4
Eastonに吸収されたVelomaxのロゴが残るORIONII。Asentの兄弟ホイール?になる。今ならEA90SLXとEA90SLにあたる。
テンションの高いスポークと軽量リムを考慮してスポーク本数の多いORION-IIを選択したが振れが出易いホイールとの印象は変わらず。
EA90の新しいハブでも振れが出易い感じがして安売りしてても購入を躊躇ってたが、EC90は半額以下だったのでつい(笑)。
昨年にメンテナンスして貰ったんだが、通勤でコンディションの悪い道路を走り続けていると後輪に振れが出ていた・・・。といっても自分は気にしないレベル。
道具も揃った事だし(笑)、自分でやるかな。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 5

Fulcrum Racing1(参考)

F:16(1.5x3.9Bl-Rad)/R:21(DS:1.5x3.9-14Bl-2:1/NDS:1.5x3.9-7Bl-2:1)

イメージ 6参ったね。換算表の該当項目は数値範囲外だし、比例した数値を合わせたらとんでもない値になった(笑)。
Fulcrumの諸元によれば
前輪:110~130kg
後輪フリー側:130~150kg
後輪反フリー側:90~110kg
まあ換算前の数値が信頼出来ればその数値の範囲内に収めれば良い訳だ。
あくまで数値が信頼出来ればの話だが(笑)。
幸いな事にFulrumはスポーク交換手順マニュアルもあるしビデオもYoutubeに上がっているから心配は要らない。
 
当てにならない測定値でも後輪の2:1は本数とテンションのバランスが良いのが興味深いところだ。
 
元々安いテンションメーターでテンション管理する積りは無く、大凡の値の範囲とバラつき具合を確認したかったのだが、予想以上に均質な測定が難しい事が判った。
大雑把に新品リムと新品スポークでホイールを組んだ際とか初期振れ確認で大凡の振れ取りが収束された段階でのテンションの上限下限のバラつき調整程度が用途だろう。
TM-1で測定するのはステンレススチールの丸スポークか細身のエアロブレードに限った方が良さそう。また利用者のホイールの経験値を上げれば補助として使えそうな気もするが・・・どうだろう(笑)。