T595デッド・エンド・ストリート

古いバイクの記録です。Yahoo!ブログより引越し。

盆栽と一緒か・・・(笑)

今週はホイールを2本程組み上げましたが・・・

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立って振れ取り台に向かう姿は盆栽の手入れに似ている気がする(笑)。手本となる完組みホイールが存在するため、それ程難易度の高い構成では無いが初めて4本の新品ホイール組み上げと1本のホイール再生の結果はリムの振れ精度を基準にしたら1勝3敗1引き分けって感じで(笑)。
Hubに関してはShimanoフリーだけならShimano製のHubが入手性・整備性・耐久性・コストのバランスが良さそうだが、Compagnoloを買ってしまったせいで(笑)フリーボディとスポーク穴数に選択肢があるのが良いかと考えた。またラチェット機構に面白い機構が採用されているのも選択のポイントだった。
Spokeはあまり選択肢は無くプレーン以外のバテットまたはブレードスポークの場合は入手性から考えたらDT-SWISSかSapim位しか見当たらない。高いけど。
 
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RimはWO限定でDT-SWISSやMavicでは少スポーク穴の選択が少ないのと思ったより軽量なリムが探せなかった。金属リムに関して接合部は接着か溶接での接合があるのだが、回転時のバランスに言及しているリムは見つけられなかった。色々調べてみたがホイールに関するバランス取りの情報はほとんど無かった。オートバイ用みたいに高速回転する訳では無いから問題ないのかもしれない。
Nippleは付属の真鍮ニップルなら組み直しも出来そうだが、スポーク材に使われているステンレスネジの組合せならどの道1回しか使えない様な。

Tune Hub構成 

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1.前輪軽量仕様(総重量760g)
・Tune MIG70 18hハブ緑
・Notubes ZTR340リム黒
・Sapim CX-Ray黒ラジアル組
・DT-SWISS アルミカラーニップル12mm
・Velocity Veloplug赤18
・Continental SuperSonic20C
・Maxxis Flyweightチューブ
 
ハブは軽量という以外に特徴は無い。
リムはやはり接合部分の重量バランスの偏りが目立つ。また後述する28hリムの歪み癖の付き方は18hでは見られない。元々真円度が良かったのかもしれんが組み込み前のリムの真円度を測る方法は知らないのでなんとも言えないが、次回は少し重くても回転バランスが取り易いリムを使うと思う。
リムの振れ取りの際に1本のスポークを締め込んで行った時にリムや他のスポークに及ぼす影響が概ね判りかけた頃に組んだため、一番組み易くて仕上げも早かった。
本数も少なくCX-Rayの柔らかさもあってテンションを徐々に上げて行ってもリムへの影響が穏やかな感じで振れ取りがし易い。



 

イメージ 32.後輪軽量仕様(総重量1145g)
・Tune MAG170 24hハブ
・Notubes ZTR340リム 24h
・ドライブ側:DT Competision1.8-2.0 2クロス
・非ドライブ側: Sapim CX-Ray黒 ラジアル
・Velocity Veloplug赤24
・Continental SuperSonic20C
・Maxxis Flyweightチューブ
Campagnolo Chorus Casette
 
左右異径フランジの場合は最初にスポークを全てスポークホールに通しておこう(笑)。柔らかいCX-Rayじゃなかったらかなり苦労したと思う。
最初は両側2クロスの予定だったが、途中で参考にしたReynolds MV32Tと同じ構成をシミュレートした前輪のスポーク長と同じになったので試しに。
この組み方はドライブ側のテンションが高く、非ドライブ側のテンションはかなり低くセンターが出し難かった。

 

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アルミニップルはやはり強度が落ちるせいか膨らみ削れ易い。再利用は不可。普通は使わないのだがスポーク組みにはネジ部には潤滑剤は必要と思う。
ハブは独特のラチェット音が大きい。
しかしTuneのフリーボディって回転方向にロックする爪しか無いのは潔すぎ(笑)。締付けトルクも他のフリーボディの40Nmに対して30Nmと低め。これでずれないのか不安が。フリーボディ自体の耐久性もだが。ラチェット音はかなり打音が大きい。 
軽量チューブ・軽量タイヤ・VeloPlugのお陰でカーボンチューブラー並のホイール重量となった。 
アスファルトを走ってみた感じでは薄いタイヤとチューブに普段より高圧(8Bar)の組合せではバス専用レーンの不正路面からの振動が厳しいが転がり方は悪くはない。
一定速で回す分軽量のため少し重いギアでも登って行けそうな気がする。積極的に踏み込んで反応が良いかといえばそうでも無さそうだ。
週末120km程乗ってみたが印象は変わらず。
長い下りでは速度は上がるものの加速の反応は穏やかな感じ。踏み込んでも脚への負担が一定に感じるので坂が続いても意外に保つから速度は維持し易い。

 

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行程の半分弱のところでリヤタイヤが何故かサイドカットでパンク。路肩の土塊に見えた物体が実はそうでは無かったらしい。
薄いタイヤとチューブでは長い距離を走ればパンクの確率が上がるとは言え山口と島根の県境でパンクしなくても(笑)。長距離は4000Sと普通のチューブにしておこう。
帰ってからテンションと振れをチェックした後でロックタイトをニップル(とスポークの間)に塗布しておいた。
 

DT-SWISS Hub構成

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1.前輪普通仕様(総重量925g)
・DT-SWISS 240Sハブ28h白
・Notubes ZTR340リム黒
・DT-SWISS Evolution1.5-2.0黒ラジアル組
・DT-SWISS アルミカラーニップル12mm
・使い回しのリムテープ
・Continental GrandPrix4000S
・Vittoria EVO55gチューブ
 
ラジアル組みで新品スポークとニップルを使いテンションを徐々に上げながら縦横振れがある程度まで収束させる。
ところが接合部から右に20度辺りに2mm弱の急激な凹みが生じている。 最終的にテンションを整えてやれば凹みは減って行くが消える事は無かった。まあ普通に組んでいけばそうそう失敗する事は無いのだろうが、工業製品には品質のバラつきは当たり前の事だし円形を維持しながらテンションを上げていく方法やリムの品質のバラつきを上手く収束させるのも技術の一つだろう。

 

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2.後輪普通仕様(総重量1347g)
・DT-SWISS 240Sハブ28h白
・Notubes ZTR340リム黒
・DT-SWISS Competition1.8-2.0黒2Cross組
・DT-SWISS アルミカラーニップル12mm
・使い回しのリムテープ
Michelin ProRace2
Michelin AirCompチューブ
Campagnolo Chorus Casette
 
約15kmの通勤に使用中。前後とも同じZTRリムに変えタイヤのプロファイルが同じにすると曲がり角での違和感は無くなった。
 
タイヤをContinentalGP4000SからMichelinProR2に変更。エア圧は毎日の充填を止めて自然漏出状態でエア圧の変化を確認中。