T595デッド・エンド・ストリート

古いバイクの記録です。Yahoo!ブログより引越し。

窮すればホームセンター

当たらずとも遠からず

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ヘッドセットとBB30用の圧入工具を探していたが、機能的に良さそうな工具は価格が高く1回だけで今後も使うかどうか判らないものを購入するのも・・・。BB30はCampagnoloのアダプターを使うので内径25mm以下で外形42mmを越えるもので150mm以上のネジ溝のついた棒を選べば良い訳で。
ホームセンターに寄って誰でも思いつく様なものを選んで買ってみた。傾斜機能付きアジャストボルト150mmと板ネジ2枚。板ネジだけだと圧入時に接触面が擦れるので安いベアリングを間に。
傾斜機能付きだと脚となる皿部分が回転するし皿部分にアダプターが当たればオートセンタリング出来ると考えたからだ。 
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BBの圧入については思惑が当たり上手く圧入が完了した。 BB30は内径に2種類あるらしいが、これは42mm。
BB幅はJIS68mm。抜け止めピンの穴のある方がクランク側(右)になる。
CampagnoloのUltraTorqueCupはCult対応のSuperRecordのものは白い樹脂製のシールは抵抗になるので装備されていない。まあこれも簡単に取り外せる。今回はシートポストの切欠きが大きいため外してない。
 
イメージ 5面倒だったのはヘッドセットの方。ベアリングを受けるアダプターを上下のワンにセットするのだが下の1.5'は大き過ぎて上手くセンタリング出来ないため真っ直ぐ入らない。
仕方が無いのである程度までプラハンでアダプタの周囲を少しずつコツコツと叩いて入れていく。途中まで入れば均等に力が加えられるので後はアジャストボルトの出番だ。
とりあえず、Rotorインナーを通勤でテスト中のFulcrumはそのままに余っていたAthenaクランクを取り付けてみたが、Canyonと違って似合わない気がする(笑)。
何もフリクションになるワイヤー類とか取り付けてないと車体の傾きでハンドルが切れてしまいフレームに当たるため前輪を固定しておく。
次はフレームにプロテクターシールの貼り付けとカーボンコラムカットとアンカー装着だが・・・。
カーボンコラムはソーガイドは有ったほうが良さそうだが・・・。 
 
 
 
 
 

試した結論から言えば専用工具は1回限りでも買った方が良い

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見た目には判らなくてもCupやワンの平行が出てない可能性もある。工具は正しく使えば間違いなく仕様通り完成させる目的で造られている。代用品で組み付けられたからと云って精度が出ているとは限らない。
特にカーボンフレームの上下に金属のヘッドセットを組み込んだ際に上下の平行を出しながら組み込むには専用工具が必須だ。
確かに多少ずれてもベアリングによって滑らかに左右には動きはする。しかし実走において荷重が集中するステアリングヘッド部がフレームの正中線に対して左右どちらかにズレているとフォークの動きが左右均一では無くなりハンドリングがおかしくなる。
自転車もオートバイと同じくステアリングのキャスター角によって与えられたタイヤ接地面とのトレールで後輪の駆動推進力に対してステアリングが直進性を保つ(実際には細かく左右にステアリングが切れて蛇行している)。
まあハンドル鷲掴みしてれば気が付かないけどw。