人吉 銭湯 堤：０５５５
(暗転)・・・話声が聞こえた。
ダンゴ虫代表が出発する様だ。寝たのは一瞬の様な気がしたが、１時間は経っていた。眠気を覚ますために顔を洗って３時半過ぎに走り出す。人吉まで３０ｋｍ以上はあり、アップダウンはあるものの下り基調で道も広い様だ。ダイナモライトとヘッドランプに照らされた路面を見つめながら緩い下りを走って行く。
ここを過ぎたら若干登ってから人吉市街地に到着する。この若干の登りが今はきつい。人吉市街に入ったのは５時前。ここから銭湯らしき場所を探すが事前に調べておいた場所が見つからなかったので、手近の銭湯に飛び込む。
本来ならそのまま走り続ける事を選択すべきだが、腰から脚までが結構深刻な状態と判るのは後日談で、身体中の疲労と痒みと痛みに休憩を必要と感じた。
監視モニターがあるだけで誰も居ない番台に置いてある料金箱に２００円を投入し脱衣所に上がる。
こんな時間に先客が居るとは(^^;。身体を洗って風呂に浸かる。尻がかなり沁みるが、身体の緊張が緩んで心地良いｗ。
通過チェック 7-11人吉下林店：０６３０
身体の熱を冷まして銭湯を出たのは６時前。通過チェックの7-11に向かう。
前方に参加者２名発見。こっそり忍び寄ったらｗ、ベテランのM木さんと女性のKさんでした。どうやら寝ずに二本杉峠を越えてきたらしい。7-11でまたゆっくりし過ぎて出発したのは６時半過ぎ。既にDNFに片足を突っ込んだ気がするｗ。
球磨川下り？
概ね平坦だがアップダウンがあって下ってないし。
球泉洞手前の長いトンネルはずっと登りだった・・・。
7-11を出てから２０ｋｍほど走っても自販機一つ見当たらない。
まだ日陰側だから良いが、日向側の道はかなり暑いだろう。
２５ｋｍ地点で漸く自販機があったのでコーラ休憩。その先は日向側の方に道がスイッチしたので、朝から強烈な太陽に照らされて八代市を目指す。
銭湯での爽快感はとうに昔話しだｗ。
途中で、２４時間テレビ(まだやってたのか)のリレーマラソンとかで黄色いTシャツ着た人間が沿道に大挙して出現していた。
DNFの足音
９時に八代市の国道３号線沿いにあるコンビニで休憩。やっと４００ｋｍ越え。
午前中というのに、昨日より更に強烈な太陽光に氷を購入してボトルに詰め込む。走っている最中に頭から冷たい水を掛けながら走る。
国道３号から国道４４３号へ。標高２００ｍ弱の坂を越えるのも一苦労な感じがある。たまらず途中の自販機で日陰に入って休憩。この時初めてキューシートのPC-4のクローズ時間を見て愕然とした。
PC-4のクローズは１１１６で、現在１０時過ぎ(汗)。まだピークに到達してない状況で、PC-4まで１０ｋｍ近くはある。
DNFして八代まで引き返すか？と考えたが、自転車にバックギアは付いてない(笑)ので行けるとこまで行ってみる事にして走り出す。目の前には登り坂が続く。
途中で止っていた参加者のKさんに声を掛けてクローズ時間が近い事を教える。なんとかピークを過ぎて下り坂に入る。
間に合ってDNF：7-11美里佐俣店：１０４９
PC-4の7-11に到着したのはクローズ３０分を切った頃。かろうじて残っていた腰の力も使い切った感じ。外を見るとかなり強烈な東風が梢を傾かせている。PC-5までは平坦だが、この日光と強い横風でペースを維持出来ても、その先の菊池の兵戸峠や甘木の白坂峠は登れそうにもない。
「よし、DNFしよう」。別に声に出した訳では無いが(笑)。
前回、腰が同じ状態になって脚に力が入らずリタイアした２０１０年の長崎や高千穂の時は、夜間の雨のせいもあって外見も含めて精神的にも結構悲惨な感じだったが、今回は昼間で天気が良い事もあって割合気楽な感じだった。
ゆっくりコンビニの軒下でうどんを食べながら、さて、近くのJRの駅はどこかを考える。
Kさんも到着したが、同様にリタイアすると言う。
土煙舞う熊本市内
２人で検討しているとクローズ時間を過ぎて、後続の４人が到着。M木さんとKさんと熊本のYさん、Nさんだった。
結局、全員DNFする事になった。色々相談する内に２人は別々の交通手段を使うとの事で、Kさん含む熊本組み２人の家に車があるので、そこまで走って車に積んで貰い嘉麻まで帰る事に。
その後は強い東風にハンドルを取られて何度か歩道にぶつかりそうになりながら移動して熊本からスタート地点の稲築スポーツプラザに到着したのは夕方。最終完走者が到着するまで、ゴール地点でだらだらしていたｗ。
さて、次を頑張るか(笑)。どこかのリーダーのセリフでは無いが・・・ｗ。
