T595デッド・エンド・ストリート

古いバイクの記録です。Yahoo!ブログより引越し。

重いコンダラ~

新しいぶどう酒は古い革袋に入れてはいけない

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タイトルを単なる聞き間違いと笑うか、新しいネタとして使えるかは人による。概ね99%は聞き間違いに落ち着くからだ。
サブタイトルは福音書の一節で当時の宗教・宗派的な比喩とも暗喩とも取れる訓戒だが、今回SkyActiv-DのCX-5とSkyActiv-Gの新Premacyに試乗した感想の要約に近いのが正直なところ。
まあSkyActivTechnologyが全く新しいぶどう酒と言い切る積もりはない。せいぜいが自分の買い物のタイミングが悪いって事に気がついた程度だ(笑)。

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ステップワゴンはエンジン降ろし中という事でFit Hybridが引き続き代車継続。流石にFitで長距離のBRM0316下見に行く訳にも行かず。腰の調子も相変わらずストレッチだけは継続中で自転車にも乗らず仕舞い。
昼間は献血に行って暇を潰した程度(笑)。午後は近所の違うディーラーでも冷やかそうと思ったら、技術スタッフは居るものの閑散としていた。どうやら小倉で決算前の商談会(試乗会)を開催しているとの事。

裏を見ると堂島ロールが300円で購入出来るらしいので行ってみる事に(笑)。<堂島ロールは売り切れていたw

会場に到着してアンケートを記入した後で営業担当の方に案内され、営業の情報収集に付き合った後で実車を確認して試乗させて貰った。
その際、当然ながらステップワゴンの車検を取ったばかりである事と前回の購入の際に前代の4ATのPremacyとBianteは検討していた事も伝えた。

CX-5 XD

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試乗したのは人気のSkyActiv-Dを搭載した何でも付いてるXD L-Package。安全装備も盛り沢山。ステップワゴンではオプションだったサイドカーテンエアバッグは標準装備だ。
一番気になったのは1840mmの全幅。画像では横幅のせいでAtenzaセダンみたいに見えるが車高はSUVの高さがある。
5ナンバーのステップワゴンより幅が14cmは広い。広い道での運転はどうとでもなるが、物理的に道幅や駐車スペースが限られている場合は取り回しが大変。

CX-5の本革シートは黒一色のみ(白はAtenza)

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L-Packageは本革シート本体のシート横に電動のポジション調整機構が搭載されている。試乗車では展示車程には革特有の臭いはしなかった。
センターコンソールの下部には革専用の電動ヒーターのスイッチと左ミラーに内蔵されたサイドカメラの画像をバックミラーに表示するボタンが並んでいる。対向車に対してハンドルを切りつつボタンを押してから視線を上げてバックミラーに表示された左前側面の映像を確認しながら離合する(笑)。が可能かは微妙なところだ。
ステップワゴンでも反射ミラーを使った左側面の前方ミラーを確認しつつの離合は難しいw。
走行中は幅は広いが前後長が短いのと意外に見切りが良いAピラーと張り出したサイドミラーのお陰で車線変更やカーブは問題なかった。ステップワゴンは緩やかなカーブでこのAピラーが視界の邪魔になる事があるが。

エンジンと取り回しは好みからはちょっと・・・

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やはりSUVの車体とタイヤ外径の大きさのせいか、重量物の移動に対して比較的大きなストロークのサスで対応するためと本格的なオフタイヤでは無いにしろミニバンの細いロードタイヤと比較してゴツゴツとロードノイズを感じるタイヤで車体が高い位置に吊り下げられている感じで動いている気がする。

ステップワゴンではロール初期からキャビンがロールに合わせて唐突に動くが沈んでしまえばタイヤのグリップに応じた反応をみせる。CX-5ではロールの角速度を抑えようと動く気がする。これはステップワゴンのパワステとは異なる操舵力が重目でセルフアライニングトルクが弱めのチューニングとなっているパワステでの操舵のせいもあるのだろうか?
若干、タイヤのグリップが感じ難く増し切れば良いのかアクセルを抜くか踏むかパーシャル維持かが微妙な感じだった。ミニバンとかセダンやコンパクトカーなどは同じ操舵感覚での操作に違和感は無いのだが、SUVは若干異なるのだろうか?
エンジンはアクセルを大きく踏んで加速する以外は1500~2000回転で頻繁にシフトするお任せアクセルでも市街地では十分に加速していく。60km/h辺りの巡航で1200回転付近だったか。路面からのロードノイズも無く十分遮音されている。車体重量は同様だが低い回転域でのトルクピークは2倍位上差がある上に細かい制御の掛かるATとCVTでは機械的なレスポンス面で勝負にさえならないw。実際には人間側で予測と補正を掛けてアクセルコントロールを行うので大きな差異は無い。
適当に踏み込んだ状態では加速感はトルクピーク域よりは少し遅れて過給割増追加でドンでは無くブワッっと軽く仰け反る感じ。まあ別に500馬力とかのスーパーカーでフルスロットル加速した訳では無いので期待しない方がマシ(笑)。加速感を楽しみたいのならリッターバイクでフル加速した方が遥かに安上がりだw。

車内装

どうでも良いので略w。ポジションはちゃんと出せるので問題無し。多分、長距離でも疲れは少ないだろう。
本革シートとハンドルは手入れが面倒かどうかは知らん。来年辺りは欧州モデルの内装色とか採用されるのだろうか?
営業担当はSUVとしてはフロントガラスが大きいと言っていたが、ステップワゴンやN-Boxハナ肇銅像的な(笑)周りの開放状態と比べたらセダン的にドア位置が高いし狭く感じる。側方視界と後方視界も厳しい。
試乗を終えて停車するとi-Stopが効いてエンジン停止状態になるため、プッシュボタンのイグニッションをどうすれば良いのかちょっと戸惑ったw。また走り終えるとi-DMが5点評価で点数を付けてくれる。精神的な被虐感が味わえるのか(笑)。
L-Package標準の略称のご大層な機能(前方衝突とか後側方警戒)は試していないw。

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ちなみに試乗車のCX-5のナンバーは全て「・・・5」になっていたw。アテンザは輸出モデルのMazda6から「・・・6」だった。しかしCX-5より更にフロントが長くデカイ。

Premacy SkyActiv-G

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前回検討した時はアクセラ顔になる前の4AT末期で5ATが出た頃だった。ラゲッジスペースの開口部が狭くて背の高い荷物が積めないのと燃費が悪そうなので断念した。
今回5ATに変わりSkyActiv-Gが採用されホイールが格好良くなったが、あの刀狩りラインだけはどうも・・・。
後方から見るとMPVと同じでなんかぼったりしている感じが気になるところ。
背の高いミニバンと異なり恐らくはSkyActiv-Gの採用で滑らかさが増している筈なんだが、滑らか過ぎてフロントのサスの入りもロールも早い反面、CX-5と同じ重い操舵力と復元の遅さ。それにエンジンもSkyActiv-Dの後では回転上昇はあるけど加速感無しに回ってる感じ。
実際にはちゃんと速度も出ているから加速感の演出に騙されなければ疲れも少ないし長距離では楽だろう。ただステップワゴンから乗り換えてまでとは思わない。
久しぶりに違うメーカーの車に試乗して面白かった。ただ前回もそうだったが、ステップワゴンは当時のベストでは無いが、他の車種を購入するまでに至らなかった差異はマツダ車と日産車には今現在でも存在している。
トヨタ・スバルは範疇外w。

ステップワゴンの償却が終わる頃には、また新しい技術が出てくるのか、ガソリン代が高騰して車に乗らなくなるかだろうが。

遠くへ行きたい・・・気がするw

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暖かくなったら自転車で行こうかな。フェリーに車乗せると高いしw。