T595デッド・エンド・ストリート

古いバイクの記録です。Yahoo!ブログより引越し。

FIT Hybrid試乗

Hybridだけに配管が沢山

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Hybridのエンジンルームは複数のパーツが絡んで複雑そうだ。DCTで気になるのは乾式クラッチのフェーシングカスは出ないのかな? まあ人間よりはまともにクラッチワークする(笑)だろうから耐久性はあるとは思うが、いずれにせよカスが溜まってきたり、熱で単板クラッチが歪んだりとかはしないんだろう。<気のせい?
#最近はDucatiだってモデルによっては乾式から湿式多板になってる。

衝突時のクラッシャブルゾーン分なのかエンジン後部は割合スペースが開いていると思える位コンパクトなエンジンだ。
足回りは普通のマクファーソンストラットにトーションビームだが、車体各部の剛性と静粛性アップのための構造変更やら遮音材の追加等々。
目玉は勿論EVモーター駆動可能なHybridエンジンと駆動制御と回生電動ブレーキに低価格な安全装備といったところか。

この広さなら充分

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ロードバイク(=自転車)の積載には充分だろうw。
開口部がベルトアンカーのせいで少し狭い様な気がするが、数値的には前よりは+10mm広くなっているらしい。
もっともステップワゴンの様に車中泊でゆったり横になるのは厳しいか。
オプションのプラズマクラスター付きLEDルームランプの出っ張りが気になる。しかも静かなHybridではクラスターの駆動音が逆に耳につくw。
内装は質感が良くなっているらしい。合皮だけど。
シートはスポンジが若干柔らかめでサイドサポートは少し大きい。
Aピラーにサイドエアバッグが装備されているため上部の膨らみがちょっと視界に入って気になる。

衝突軽減は試してないけどw

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営業さんがそこら辺を適当に乗ってきて良いと云うので、雨の中走り出す。
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走り出しはエンジンは起動していないのでかなり静か。低速では細かく開度を調整するCVTのアクセルワークだとエコモードで若干DCTの変速が迷うギクシャク感が感じられるので、エコモードを解除してアクセル開度を調整すると滑らかになった。
しかしエンジンが起動してもエンジン音もロードノイズも相当静かになっている。フロアからドア部分の下半分からの騒音や振動が良く抑えられている感じ。
開口部の大きいステップワゴンの方が負けてるw。

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何時もの緑地公園までの登りに向かう。登りの途中には交通機動隊の詰め所があるw。路肩の凹凸のあるペイントの振動もギャップ乗り越えの吸収性も良い。
ブレーキは初期に制動力が上がるタイプの様だが、その後のストロークと制動力の増加が若干ステップワゴンのそれの感覚と合ってない感じ。
勿論、充分な制動力があるが雨で濡れた路面に試乗程度の慣れでは少しタイヤのグリップ感に不安感が残る。


電動パワステは切り始めの反応も角速度に合わせて微舵角、大舵角の動きと車体のロールは普通に小気味良く滑らかだが、ブレーキと同じでどうもタイヤからの情報が伝わりにくい。もうちょっと良いタイヤが欲しいところだ。

エンジンはEVモーター~エンジンの加速・減速時の変速はCVTの滑らかさと変わらない。走行中のエンジン起動・停止も静かで平坦走行中の動力供給中はどこか隣の車のエンジン音の様だ。
唯一、Sモード(スポーツモード)に切り替えると右端のメーターパネルが縦目盛のタコメーターに切り替わり。エンジンは煩くなり加速も良くなる。まあ、それだけだが。
パドルはこのLパッケージでは装備されないし、足回りの設定が可変でも無いのでエンジンだけレスポンスが良くなっても燃費が悪くなるだけだw。

FIT 1.3

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街中を走ったり目的地まで自転車を載せて走るにはこちらでも充分かとは思うが、ノイズの少なさとか静粛性はHybridの方が価格が高い分格段に優れている。ただし価格差がかなり開いているので割り切りは必要だろう。
昔乗っていたLogo1.3 MT(+無限サス+LSD)よりは格段に乗り心地は良いw。