T595デッド・エンド・ストリート

古いバイクの記録です。Yahoo!ブログより引越し。

BRM221嘉麻400k 群青と時雨と自転車

国東の夜明けは凪いで:0647

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中で見つけたバス停での仮眠を経て国東半島を巡る旅も終盤に差し掛かる夜明けの凪の時間帯。
空に明るさが戻って来る頃、雨も風も収まり走りやすくなってきました。この後で南に進路を取ると向かい風になるんですがねw。

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話は6時間前に戻ります。
銭瓶峠の頂上に居たのはLeafさんでした。PC-2をリスタートした直後にパンクが再発して修理していたらしく。銭瓶峠の登りでも徐々にエア抜けしている状態だった様です。
昔、阿蘇望で地蔵峠で3回連続パンクしてDNFした事がありましたw。
頂上付近には風除けになる場所も無く背の高いガードレールの側で暫くサポートスタンド代わりになりますw。
降りしきる雨と風で暗闇の中のライトだけではサイドカットの修復箇所以外に異物は見つけられず、一旦別府市街地まで下ってから本格的に修復しようという事になり最後に残ったチューブでエアを入れて走り出します。
別府までの下りはかなり急傾斜の真っ直ぐな下りの後でヘアピンカーブのドン付きが待っているという雨の日で下ると危険なルートでした。
細い道を暫く走ってR10に降りた時にはほっとしました。

ローリング・モーニング

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真夜中のR10に降り立った時点でグロス平均速度は15.3km/hを割り込んでましたw。
下っている最中に後輪からのエア抜けは見られずLeaf号は快調に走っていました。
いました。雨も一時的に小康状態になりました。

となれば走りに集中できます。

ここからは平坦コースでPC-5までは0440までに辿り着けば良い訳です。60km/4時間=15km/h以上なら平均速度は改善していきます。

なので信号待ちで止まる時以外はほとんど会話も無くR10から杵築市へ向けてR213へ向かいます。風は追い風気味。市街地の信号も無く走りますが走り慣れた大分空港ルートでは無くアップダウンの多い旧道を走ったせいかPC-4への到着が何時もより長く感じました。

PC−4:セブン-イレブン国東鶴川店:0357

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40分の余裕を稼ぎ出して到着。途中のコインランドリーでは幾つかの自転車を見掛けたのでウェアの乾燥兼仮眠を取っていた様です。
自分と言えば雨による浸水も無く身体の暖かさは失っていませんが、昔よりは睡眠に対する抵抗力が落ちています。恐らくは国東半島のどこかで仮眠が必要でしょう。
他のランドヌールも到着し始めました。コインランドリーに立ち寄ってたらしいダンゴ虫さんとてれすけさんが遅れて到着して来ました。
眠気覚ましに他愛もない会話を交わし準備を整えて、また走り出します。残りの距離にため息を吐きながら(笑)。

夜明け前の5時頃に眠気が急に増してきたのでLeafさんに声を掛けて仮眠場所を探します。最初に見つけたバス停は小さ過ぎ、次に見つけた人道トンネルは風が通り抜けてコンクリート舗装は容赦なく身体から熱を奪っていきましたw。
3度目の正直で見つけたドア付きのバス停は自転車を入れてもまだ余りある広さで30分間しっかり仮眠する事が出来ました。
下調べの出来てるLeafさんに感謝です。
起きて走り出せば眠気も去り冒頭の夜明けを迎えました。宇佐に入りR10に合流するまでのK629は道が狭く路面も悪い上にトラックの交通量が多くて疲れます。

PC−5:セブン-イレブン中津相原店:0846

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最後のPCに50分程度の余裕を持って到着しました。ここから先もみやこ町から直進し、新衷哀トンネルを越える交通量の多いアップダウンのあるルートを走らないといけません。
新たにSRリーチのN田さんを加えて3人でリスタートします。みやこ町へ向かうK58に入ったところでリカンベントの方も追いついてつかず離れずといったところで進んでいきます。何時しか雨も上がった様です。

新衷哀トンネルを越えた先のセブン-イレブンで最後の休憩を取り、引いて貰ってばかりでは悪いと思い、最後の10km程度は先導してゴールしました。

25時間33分でした。眠いのと尻痛と腰痛以外は珍しく余裕を残したゴールとなりました。国東で一緒に走ってくれたLeafさんのお陰だと思います。


おしまい