T595デッド・エンド・ストリート

古いバイクの記録です。Yahoo!ブログより引越し。

ポロッと

11年物のアルミは脆い

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2004年10月からT595に使っていたブレーキシステム一式を分解してみました。
マスターからブレーキラインとブレーキキャリパーを取り外すために3WAYアダプターを持って順次ブレーキラインのナットを回して行くと手の平に当たっているナットがもげました(^^;。
3WAYアダプターはh型の構成でフォークボトムケースにマウントされていました。
上下動に掛かる応力は画像の赤いナットのブレーキラインの箇所に掛かっていた筈ですが。
流用するのはNISSINのマスターやステンレスのバンジョーボルトです。

NISSINマスターメンテナンスキット

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今回11年経過しているNISSINラジアルマスターを流用するにしても、そのまま使い回すには上記の例もあるので危険そうです。
元から交換する予定ではありましたが(^^;。
シリンダーのメンテナンスキットを購入してキットのパーツを交換しました。
シリンダー内壁は問題無し。キットパーツを並べて確認してみると経年変化による違いがはっきりと判ります。


リザーブタンクのゴムホースは交換していません。
しかしBremboやFrandoのマスターと比較するとゴツイですね。

さてフィッティングは

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NISSINのラジアルマスターはブレーキスイッチが標準仕様になっておりレバー根本からブレーキスイッチ動作用のステーが出ています。
それに伴い油圧ラインのネジ穴にバンジョーボルトの向きを規制する突起が出ています。
ブレーキラインの取回しを優先してそのままバンジョーボルトを取付けるとこのステーとバンジョーボルトが干渉します。
ストレートバンジョーに入れ替えて突起の間からラインの取回しはセパハンのステーの後ろから通す事になります。取付は可能ですがブレーキラインの曲げが若干きつくなります。
反対側にはブレーキスイッチユニットの端子が邪魔ですw。

対策としては
1.邪魔な突起をカットして干渉しない角度にホースを取付ける
2.45度ダイレクトアダプターを使って新しいブレーキラインにする
3.BremboかFrandoのラジアルマスターに買い換える(笑)

突起を削ってもブレーキスイッチステーの可動範囲とセパハンとの間に干渉しない取回しを見つけられない可能性はあります。
2は11年前の仕様と同じですが現状から総取っ替えしない限りはバンジョーボルトの厚みは純正と同じにする必要があり、クラッチに使ったActiveのは厚みが異なるため同じActiveのビルトアラインにするか他のメーカーを選択する事になります。
45度アダプターは高いのでブレーキライン含めると1万円前後は掛かります。
マスター買い換えたら2万~4万がプラスされますがw。
セパハンのステーとの干渉が無くなる事でマスター本体を内側に追い込む事が出来ます。とは言えセパハンの絞り角でレバーへの入力は調整出来ますし、小指が動かない現在ではそこまでレバー位置にはこだわっていません。