T595デッド・エンド・ストリート

古いバイクの記録です。Yahoo!ブログより引越し。

2003/4 東北ツーリング

2003年4月29日 秋田の桜

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これは2003年4月27日から4月29日の東北ツーリングの記録です。走りっ放しでした。

2003年4月27日 千葉~遠野

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今回はサイドバッグを使わずに工具・3日分の衣類・洗面道具等の装備を詰め込んだ防水バッグのみ。東北は寒暖の差が大きいので衣類等の取り出しが少々面倒です。終わり掛けのチェーンとスプロケットが気になりますがオイルは交換しています。
R6を少し北上して桜土浦で常磐道に乗り常磐道磐越道東北道と乗り継ぎます。
最初は盛岡あたりまで走ろうかと思いましたが高速で1日が終わってしまうのもつまらない。仙台手前の国見S.Aで地図を眺めてると遠野の文字が目に入ったのでそちらに向かう事に。
※どちらも約470km位です。

遠野 曲がり屋

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ツーリングマップルに遠野駅に宿の記載があるので電話してみると丁度空き部屋有りでした。
北上江釣子で高速を降りてR107を遠野へ。
途中、北上展勝地の桜名所で少し渋滞に遭った程度で千葉の曲り家に到着。大きな木造建築で厩と住居を合わせた形式を取っている。
馬具や農機具は収められた部屋を眺めながら、この時代の農作業は大変そうだな~と感じました。

遠野駅

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遠野駅の隣にある「フォルクローロ遠野」が今
日の宿泊地。 
朝食のみのB&B形式の宿ですが田舎の日曜日故に回りの食堂が定休日で一寸遠出する必要がありました。
※フォルクローロ遠野は閉館した様です。

出掛けて名物らしい「ひつこそば」というのを食べたが普通の味でした。 
長距離の高速走行による耳鳴りに悩まされながらホテルの窓から灯の消えた人気の無い駅のプラットホームを眺めて就寝。

2003年4月28日 魹ヶ崎(とどがさき)灯台

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遠野の周辺には様々な伝承があり興味深いのですが今日も走る事に専念したい。
大槌街道の県道35を通って釜石に出てたらR45を北上し重茂半島の県道41の魹ヶ崎(とどがさき)へ。途中は小さな漁村が点在しているだけの静かな小道を抜けて姉吉へ到着。
小さな漁港の脇から本州最東端へ向かう小道が続いている。姉吉から最東端への灯台へ向かうには4キロほど歩かなければいけない。松ぼっくりの転がる小道を歩いて行く。自分の足音と息遣いに、鳥の鳴き声と啄木鳥が木を叩く音が聞こえてくる。
道が崩れたり木が倒れていたりの山道の4キロは長かったが、漸く辿り着いた灯台からの眺めはそれは素晴らしい眺望が開けていました。 

R281 葛巻

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結局歩きも含めて灯台では3時間も過ごしてしまい、午前中に龍泉洞に寄る予定がすっかり狂ってしまい(笑)。
宮古に出てR45を北上を再開。八幡平に宿を取るために電話を掛ける間一休みした後も走って田老へ。
陽のある内に八幡平に到着したいのでR455の龍泉洞を通り過ぎR340へ入り国境峠を抜けて葛巻町へ到着。そこから八幡平アスピーテラインへ向かいます。 

岩手広域農道から岩手山

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葛巻町からR281へR4を横切って岩手広域農道に入ると前方に雪を纏った岩手山が見え始めました。R282へ合流し松尾八幡平から県道45号と県道23号を通り八幡平に向けて只管T595を走らせます。大分陽も傾いてきて車も少なくなっています。

八幡平アスピーテライン

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麓ではジャケットの下はTシャツ1枚でしたが八幡平アスピーテラインはかなり寒く、 除雪された雪からの雪解け水のせいで路面のあちこちに水が流れていました。
見返峠に到着する頃には時刻は午後4時を過ぎており日も傾き始めて、なにより寒過ぎる。
今日の宿は午後6時頃の到着予定なので早々に下り始めます。 
見返峠から今度は八幡平樹海ラインを走ると途中で悠然と牝鹿に道路を横切られて急制動した以外は快調に道をを下って県道23号に合流しR282に到着です。盛岡への幹線道になるためか、一休みしている前の道路には結構車が多かった。 滝沢で入る道を間違えたりしましたが県道278号を走って6時前には今日の宿「ぬくもりの里NUC」に辿り着いてぐったりしていましたw。 ※ぬくもりの里NUCは閉鎖された様です。

2003年4月29日田沢湖~秋田八郎潟

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いよいよツーリングの最終日となりました。
天気も今日1日持ちそうだし太平洋を見たからには日本海を見に行こうと秋田の八郎潟を目指す事にしました。
まずはNUCから雫石へ出て田沢湖を目指すR46へ向かいます。
1989年の夏にGS750Gで蔵王→山形を経て盛岡→田沢湖周辺と前日の八幡平アスピーテラインの同じ道を走った事がある筈ですが全く覚えてません(^^;。
車の多いR46をそのまま角館まで行くよりはと田沢湖を通ってR105に出ようとしたら辰子像のところからR105へは通行止めで引き返し。引き返した角館ではまたもや桜の見頃とかで渋滞が起きていました(^^;。

秋田市手前のどこか

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角舘を抜けて秋田市に入る手前に造成前の公園があり、桜が綺麗に咲いていたため休憩しました。関東で桜は見れなかったので丁度良い感じ。
今は自分以外におばちゃん3人だけですが来年はここも花見客で一杯になるんだろうな~。

秋田市ドーム前

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秋田市に入りメールチェック(仕事のw)とコンビニで止まった以外はそのまま通過しました(^^;。
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秋田市内から男鹿半島へ向けてR101から県道54を北上しました。
干拓地の外側を日本海へ走ります。近くでチューリップ 祭りが開催されているらしく車と人が多いので反対側の海岸にバイクを向け砂利道を一寸走ると静かな海岸に到着。
太陽に照らされた海は穏やかに凪いでいます。

時間は昼過ぎ。千葉へ帰る頃合となりました。南北に長い直線を走って八郎潟を出て再度コンビニでおにぎりを2個だけ食べてそそくさと走り出します。
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秋田道から東北道に合流する手前のS.Aで最初の休憩。
この3日間は走り詰めでT595も人間もそろそろ草臥れて来た頃合でバイクのあちこちを点検してみました。
フロントカウル・スクリーンには衝突して潰れた虫がびっしり貼り付いてチェーンは延びて遊びが大きくなり、リヤタイヤは交換時期に達した様で。
これからさらに500キロ弱走って自宅まで帰らないといけませんが、まあ大丈夫でしょうw。