T595デッド・エンド・ストリート

古いバイクの記録です。Yahoo!ブログより引越し。

ひまつぶしに・・・

年式違いのECMについて

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ネットオークションで年式違いのECM(Engine Control Management)が出品されているのを見て、ふと思いついて流用可能性を確認してみました。

スピードトリプルのECMは年式によって使用される筐体が異なります。
1.セイジェムMC2000:1997~2001途中まで
2.セイジェムMC1000:2001~2004まで
3.ケーヒン:2005~

自分のは2001年式のMC1000ですが、以前のT595はMC2000でした。MC1000で小型化されたため搭載位置が異なります。
また2002年よりエンジンのMCがあり背面オルタネーターからクランク横直結オルタネーターへ。またバルブ挟み角が広角から挟角ヘッドになります。排ガス規制対応によるO2センサーとエアインジェクションが追加されました。

ただしエンジンは変わっても2001年と2002年のECMはカタログ品番は同じです。

ECMの配線に関連しそうな2002年式の追加パーツは以下の4つです。
1.O2センサー
2.燃料計(スイッチ式→計量式)
3.セカンダリーエアバルブ
4.転倒スイッチ

配線図の確認

同じMC1000を採用しMC前後のエンジンに関するECMへの配線について配線図を確認してみました。
ECMからエンジン制御に関する共通部品に関してはピン配置は同じで相違はありません。
2002年からの追加パーツへのピン配置は当然ながら2001年式では未使用です。
何故か2001年の配線図でニュートラルスイッチへの配線がバッテリーアースと重複しているでは恐らく記載ミスかと思われますw。
結果としては2002年式のMC1000のマップを書き換えれば2001年式にも使える可能性はあると思いますが、わざわざ購入してまで試すのは勿体ないですねw。