T595デッド・エンド・ストリート

古いバイクの記録です。Yahoo!ブログより引越し。

瞬速Di2

体調不良やら何やらで暫く手が付かなかったが、配線の取り回しも決まりRidley HeliumにDi2を装着しローラー台でのテストも全く問題ない事を確認した。

もっとも配線は仮留めのままだしバーテープも巻いてないしブレーキワイヤーも末端処理さえしていないから実走はまだ先だが。

しかしコンポーネントはチェーンリングはフルクラム。旧DuraのBR-7800/CS-6600。CN-6700にミッシングリンクと変速性能が悪くなる筈なのに取り付け・調整も簡単で変速性能は高く、速く確実に変速する。自動でチェーンの自動トリム調整もやってくれるためチェーン鳴りも皆無だ(チェーンが伸びて再調整するまでは)。

作業1:FD-チェーンリング平行合わせ

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取扱説明書に従いワイドリンクのFC-7900に合わせてFD-7970をセットするとフルクラムではFDの前側で少し差があるが、これはそのままで良い。FD-7970の変速リンクの奥にあるボルトでFDとチェーンリングの平行を出しておく事とFDとチェーンリングの隙間を設定する事が重要。

作業2:バッテリー取り付け

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充電の済んだバッテリをラッチを開いて差込みラッチを閉じれば通電する。バッテリ取り付けのベースの中央のボタンはラッチを外してもバッテリが簡単に外れない様に引っ掛ける爪をリリースする。

作業3:調整モードLEDとRDインデックス調整

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画像では大ギアから6段目にあるが、これを5段目に変速してからインジケータ下のボタンを少し長目に押して赤いLEDを点灯させて調整モードに変更してからインデックスの調整を実施する。
調整モードにするとSITの変速ボタンがギア変速では無くインデックス調整用の微調整ボタンに変更されるので、ここでチェーンとギアの調整を行う。
チェーンラインはカセット側のギア位置で変化するため、ギア位置でのトリムの自動調整とFDのブレードがチェーン側面を押して変速先のリングのピンが確実にチェーンのコマを引っ掛けるまで押し付けて戻るオーバーストロークまでを確実に再現している。

Di2はモータによる変速操作を行うため、コンポーネントの取り付けはトルクレンチを使用してフレームに確実に取り付けておく事が重要だ。
取り付け後のDi2調整作業は取扱説明書に従って設定するだけでワイヤーの養生や給脂も不要で素人でも間違いが無い。

作業4:ローアジャスト・トップギア(H)オーバーストローク調整

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リヤのインデックス調整が終わったらローとトップ側のストロークを規制するアジャストボルトを締め込んでおくが、トップ側のみオーバーストローク動作を行わせるために1回転だけ戻しておく。

作業5:FDインデックス調整

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FDは物理的にアウター・トップとインナー・ローの調整をアジャストボルトを回して行う。チェーンキャッチャーを取り付けたのはケーブルの取り回しの関係上チェーンリングの反対側に回せなかったFD配線を
保護するため。
モータートルクが太く瞬発力があるためクランクを手回しでテストしてると変速時にたまに力負けする事さえあった(^^;。
インナー→アウターへの変速は一旦外側へオーバーストロークして確実に変速ピンがチェーンを捉える間の時間分待った後で内側に戻る処理とRDのギア位置による自動トリム(2回調整する)がFDに組み込まれている。

作業6:ブレーキワイヤー配線

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SP41グリスを塗ったインナーワイヤをSTIのタイコとガイドを通して差し込む。前後ブレーキのアウターケーブルに通したらハンドルバーにDi2の配線と一緒にテーピングしておく。硬いワイヤーが1本減っただけでもハンドルバーの仮留め作業が簡単になった。

作業7:インジケーター固定

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今のところブレーキワイヤーに沿わせて装着するにはこんな感じしか思い浮かばない。明日はボトムチューブへの配線固定とバーテープを巻いて仕上げる事にしよう。