最初は確認のみの積りが
パワーコマンダーの交換作業のために事前に幾つか確認しておく事がありました。
パワーコマンダーの取付作業に伴う設置・配線経路の確認に加えてTPSの配線とコネクタの脱着作業の確認です。
955iに使われているコネクタのストッパーにはコの字型のピンが使われています。このピンは外す際にしっかり把握してないと飛んでいく場合がありますw。
正式な取り外し方があるとは思いますが細いマイナスドライバーで引き抜いた方が脱着作業としては確実です。
半田付け
取り敢えず配線の確認だけと思いましたが天気も良く暖かかったのでTPSの割込み追加配線作業もやってしまいましたw。
付属のエレクトロタップを使うのは止めて取り外したTPSコネクタの緑/黄色線に配線途中で被覆を慎重に取り除いて追加配線を巻いて半田付けしました。更に圧着端子の一部を使ってカシメておきました(笑)。
KY忘れ
配線確認だけに終わらず、結局パワーコマンダーを設置する事にしましたw。
簡単な取説に従いオレンジ線のあるコネクタを左1番のインジェクターに割込接続したら、残りは並び順に従い2番・3番と入れ替えていきます。残るは外したTPSコネクタの追加配線へTPSへの灰色線を繋げます。
車体サブフレームに沿ってシート下トレイにPC本体を据え付けたら束線バンドで固定します。
リング端子をバッテリのマイナス端子に繋いだら準備完了です。
一度キーONしてPC本体のインジケーターに緑インジケーターが点灯する事を確認します。
次にGPD WinとPCをUSBケーブルで繋いで管理ソフトを起動し、キーON してシリアル番号表示を確認してエンジンを始動します。
管理ソフトにエンジン回転が表示されますので、アクセルを軽く捻りますがスロットル開度は0のままです(^^;。・・・TPSの配線コネクタを繋げ忘れてました。
再接続しますが当然TPS値は間違った値が記憶されてしまいエンジンがアイドリングしなくなりました。
作業の次の段階に移る前にちゃんと指差歓呼しないといけませんね。
伏兵あらわる
ちょっと慌てたせいかTPSのリセットが必要と思い至る前に幾つか余計な確認作業をしてしまい少々時間をロスしてしまいました。
結局TUNEEUCを接続してテストモードのTPSのリセットコマンドを実行したら治りました。
これで漸くエンジンの始動確認が出来ると思いきや、今度はガソリンタンクの圧送配管コネクタ2本の内1本が入らなくなりました。955iはインタンク式の電磁ポンプのため頑丈な金属性の燃料コネクタに交換していますが、漏れ防止用のOリングが膨潤して入り難くなっていました。仕方なくラバーグリスを塗って力技で差し込みましたが、Oリングが削れてしまった様で交換が必要です。
再度エンジンを始動してアイドリング状態を確認しました。ただしパワーコマンダー本体にTPSの開度電圧?情報の記録については、エンジン始動状態では全開出来ないためエンジン停止状態でのTPS開度情報をセットしておきました。
ただし若干電圧が異なる様です。始動するとアイドリング時のTPS情報が0では無く若干+表示になってしまいます。
次回は迷惑の掛からない場所でエンジン始動時の全開電圧を記録する必要がありそうです。
取り敢えず日没前に始動確認は終わりましたが、思わぬところで時間が掛かってしまいました。
メッシュ仕様
パワーコマンダーの設定は簡単に済むだろうと余裕こいて余ったアルミメッシュ板でシートカウルの蓋を作って黒塗装してみました。装着したのは夜になりましたがw。