日が変わる頃出発し、途中のパーキングで座席をフルフラットにするよりは後部席を畳んでキャンプに使うエアマットと寝袋で２時間ほど仮眠。日が昇ってからさらに北上して白石で降りて蔵王に続く県道に入った。
蔵王エコーラインは荒れたかなりきついコーナーが続く。ステップワゴンは1.5tを越える重い車体を駆ってのんびりと上っていく。燃費に悪そうだ。
滝見台から遠くに観える滝の水音のこだまに聞き入ってから、エコーラインを上がるにつれて濃い霧が発生した。今までに何度かバイクで来ているが同じ様な濃い霧で通り過ぎただけだった。今回も同じかと落胆するのは早過ぎた。お釜に向かう蔵王ハイラインの料金所を通り過ぎた先には綺麗な青空が広がっていた。
眼下に敷き詰めたような雲海と空に描かれていく飛行機雲に見入ったりして楽しい気分になる。ちょっと肌寒いが強い日差しに助けられてお釜と苅田嶺神社を見て回った。お釜に来たのは初めてだ。周辺に激しい噴火の痕が見てとれる。緑の水面は観光客が居なければ不気味なほど静かに違いない。それでも近くの木々にはうぐいすがしつこく啼いていたが。
次はどこに行くかとカーナビをいじって仙台市内の食べ物屋を探してみる。牛タンはパスして適当にラーメンとか入れてみた。なんか１件出てきたのでそちらに行く事にして蔵王を後にした。・・・５年前のデータなんだけどなぁ(^^;、信じていいのか？ しかしこのカーナビの音声案内はやけにしつこく案内してくるが、他のカーナビもこんなものなんだろうか？
菅生に行く時に使う村田インターから仙台宮城へ。蔵王の下りである程度のペースを維持出来る様になったステップワゴンで調子に乗っていたら、いきなり前に黒いセドリックが割り込んできた。「黒い」「セドリック」のキーワードに反応したのは一瞬後で(^^;、直後に屋根の上に赤い回転灯が出現した・・・。
前走車よ、君の尊い犠牲は無駄にしないよ～(^^;と感謝しつつ現場を離脱した。気をつけよう、色々と。
