T595デッド・エンド・ストリート

古いバイクの記録です。Yahoo!ブログより引越し。

Ring-World

Rear-Hubの内部構造の話

イメージ 1Known-Spaceのお話ではありませんw。
一般的なRoad用の後Hubはフリーボディと呼ばれるスプロケットを装着するパーツがHub-Bodyと噛み合って動力をホイールに伝達する。
概ね左の画像の様に3つのPawl(爪)がピアノ線の輪状スプリングのテンションで持ち上げられてHub-Bodyのラチェットと噛み合う事で特定回転のみ固定。反対方向にフリー回転となっている。
Hubに使われているベアリングの回転性能やら耐久性よりはこれらのパーツが動作不良を起こすと走行不能になるので歯飛びを感じたら要注意。
まあ、分解する人や悪天候でも構わず走り回る人達は極一部だろうが(笑)。
 
イメージ 2
ピアノ線で作られたスプリングはホイールの他のパーツと比べてもそんなに高価なパーツではないが折れたりすると走行不能になる事は確実w。
ハブによっては爪自体に板バネの機能を持たせた製品も存在する。初期の頃は相当なラチェット音がする事は想像に難くない。
 
 
 
 
 
 

Star-Ratchets

イメージ 3
中にはクラッチ構造のラチェット機構を持つDT-SWISSやChris-KingのHubがあり、互いに鋸状のギア面を噛みあわせて動力を伝達している。
DT-SWISSは平歯車だが、Chris-Kingは斜歯歯車を使っている。
歯車の音が気になる程は大きな力は掛からないとは思うが違いは良く判らない。
のでChris-KingのR45が気になるのだが、いかんせん価格がDT-SWISS240S以上に高い(笑)。
更にメンテツールは160ドルもする(^^;。
 
 
 
イメージ 4DT-SWISSにはアルミ製36歯のオプションパーツもある。若干の軽量化にもなるので標準採用して欲しい位だ。