T595デッド・エンド・ストリート

古いバイクの記録です。Yahoo!ブログより引越し。

955i ソメイヨシノ

またまた四本堂公園

先週bb1で出掛けた時は咲き始めでしたが、1週間後の今日はソメイヨシノの開花が進んでいました。枝垂れ桜が咲き始めな感じ。

明日はまた雨模様みたいですが、気温も上がって暖かいですし週末は見頃になっていると思います。

youtube.com

後少し

帰りに何時もの撮影ポイントにも寄ってみましたが、60000kmにはまだ少し足りなかった様です。

BFFからBPFに戻した955iですが、フォークのプリロードを緩めても軽快感が出る訳でも無く、ただ曲がらないので結局フォークのプリロードを元に戻す感じで4-3/4回転まで締込み。ゴツゴツしますがフロントタイヤの反応がはっきりとしてきました。
ニッシンキャリパーの無効ストローク無さと相俟って握って直ぐに制動力が立ち上がるため微妙なレバーコントロールが要求されるし、リリースした途端に伸圧とも緩すぎてヒョコヒョコする。締めたら締めたで減衰を上げたら跳ねますから乗り心地は良く有りません。

BPF

帰宅して955iのBPFを整備する前に、油に塗れてない予備のBPFのインナーカートリッジ部品で構造を再確認します。これはZX-10R用では無くGSX-R1000用です。

フォークの底にプリロード調整機構、インナーチューブはスプリング、その上にBPのピストン機構が入ります。
今までは2つに分かれてた減衰機構をピストンの上下に配置して一つに纏めたかったのかは判りませんが、

減衰の調整機構が伸び側がニードルによる流量制御に対して圧側がスプリングプリロードによるシムの抑制ってライダーの感覚としてはどうなの?って思う。
ニードル仕様の伸び側と違って圧側の仕様はシムの外周に被さる白いキャップを抑えるバネのプリロードでシムの動きを調整する仕様です。φ20mmのインナーカートリッジとは異なりシムの外径・厚みは異なり。枚数も少ない構成です。

2号機は同じSHOWAの伸・圧減衰が左右のフォークに分かれたSFFを装着しており、圧側シムの積み増しで圧側減衰力を強化しています。BPF/BFFはそのSFF以上に固く感じます。

SSに合わせた高プリロード・緩い伸側・強い圧側仕様のフォークに関して、簡単に出来る対策はスプリングレートを下げる事です。
ただしBPF(BFF)スプリングは一般的な一端が少し細くなる先テーパースプリングでは無く、両端ストレート径のスプリングになっています。

SS向けインナーφ43mmの倒立フォークのスプリングレートが軒並み10N/mm以上であり低レートのスプリングはレート9.5N/mmまでしか調べられていません。YSSの9.0N/mmが有りますが、前回は納期未定でしたのでオーリンズ9.5N/mmを買ったのでした。
しかし中筒の有るBFFとは異なり構造上スプリングのみのBPFは先テーパースプリングも使えそうな気がします。ただしZX-10RのBPFにはスプリングが踊らない様に樹脂製のテーパーコーンが入っていますから、先テーパーのφ38mmスプリングが入るか試してみるしかありません。駄目ならBFFに入れたOhlinsのBPF用9.5N/mmのスプリングを移植します。

元々はZX-10R 11-15(GSX-R1000にも適合)のBPF用に購入したOhlinsのスプリングは何故か全長243mmあります。前回BPFをO/Hした際に計測したスプリングの全長は238mmですから5mm差があります。GSX-R1000のは237mmでした。

同じBPFですが、フォーク全長はHONDA/KAWASAKI/SUZUKIでそれぞれ異なります。どの部品で全長を変更しているかまでは判りません。

一般的な倒立フォークならスペーサーがあるので調整は簡単でしたし、BFFはスプリング全長255mmですから塩ビ管で作ったスペーサーを挟むだけで良かったのですが。

BPFはプロリード調整用の白い樹脂製の六角形のスペーサーを5mm綺麗にカットするのはちょっと面倒です。円筒形ならパイプカッターが使えるのですがね。