BRM526嘉麻600k PC3天草から熊本へ - T595デッド・エンド・ストリート

牛深～苓北まで：

真っ暗になったハイヤ大橋を渡り二江へ北上を開始。ほとんど照明が無い道を走るからヘッドライトとLD20だけが頼りだ。

大江天主堂まではトンネルの方が外より暖かいという感じで、思ったより気温の下がり方が大きい。大江天主堂から登って下り始めた時には防風ベストよりレインウェアを着た方が良さそうな感じだった。

苓北に降りてからもどんどん寒くなってきたし、胃の気持ち悪さから走行中に補給食を摂る事も出来なくなってきたので、自販機を見つけて補給食とコーラを摂取しておく次いでにレインウェアも着込んでまた走り出した。

３時間後に漸く二江漁港の傍にあるデイリーヤマザキに到着。お手製の立看と共にHoriさんが迎えてくれた。仕事が終わってからここまで来てくれて、ありがとうございました。

北九州では入手出来なかったシクロツーリストNo.6を見せて貰ったりしてなるべく身体を休めるが、やはりどこかで横にならないとキツイ。

近くの二江漁港にイベントブースみたいなテントがあったので、そこの縁台の下のスペースに潜り込んではみたものの、蚊が頻りに寄ってくるので煩くて１５分程でまた走り出した。

一旦、本渡に戻って眠れそうな場所を探すが屋根のあるバス停やコインランドリーとかコイン精米機とかは五月蝿そうだし蛍光灯が明るくて眠れないので、上島に渡って走り続ける。

しかし・・・夜中だというのに(昼間もだが)信号運が極端に悪いらしく(^^;、下り終えて上り変えにある交差点の信号は誰かが監視して信号変えてるんじゃないかと思うくらい下って行くと信号が変わる(笑)。

市街地の幹線道路ならまだしも誰も何も通りそうにない田舎の交差点なんだが・・・。

道の駅手前で睡魔が襲ってきたため、テラスにあるベンチに横になった。建物の庇があるので多少風は吹いているが照明も暗いしゆっくり横になれそうだ。

レインウェア上下と防風ベストにシューズカバーを着込んで、更にレスキューシートに包まって暫く横になる積りだった・・・。

次の瞬間気がついたら携帯の時計は０４２０を指していた(汗)。おそらくCanyon持って行かれても気が付かない位寝ていた模様(笑)。空は少し明るくなりかけていた。

横になって寝たお陰で疲労はある程度回復し頭もすっきりしたものの手の平と尻の痛みはかなり酷く、あれだけ補給しても胃の気持ち悪さに空腹感がある。加えて喉の渇きが頻繁に襲ってくるので水を一口ずつ含んでは飲んで渇きを解消するのだが、暫くするとまた喉が渇いてくる。

日向600Kで起きた後に補給しなかったせいでハンガーノックになった事を考えて天草５橋の手前で残しておいた補給食と缶コーヒを飲んで取り敢えず持たせる事にした。着ていたレインウェアも脱いで収納して身軽な感じになった。

まあ、BRMでも無い限り天草５橋で夜明けを迎える事も無いだろうから、橋の上からの景色を堪能しながら上天草を抜けて、いよいよ三角に入る。

半島の三角側の道ははっきり言って悪い。トラックが道路を押し潰していったヒビ割れから来る振動が手の平と尻に拷問の様に打擲を加える(笑)。ひたすら下ハンとダンシングを繰り返して負担を軽くしたいがなかなかしんどい。

なんとか不知火まで走ってコンビニで朝食。もはや何喰っても気持ち悪い事には変わりなくどうでもよい感じｗ。

それでもペダルを漕げば車輪は回り続ける。