955i-2のライト照射範囲
ハロゲンランプですが光軸をセンターに寄せ過ぎてロービームがハロウイーンのお化けみたいになっています(^_^;)。ただ反対車線に離れてスポットと左斜への光は飛んでいますので対向車を幻惑しない範囲で広く照らす様に再調整が必要ですね。
H4ハロゲンバルブの仕様
左側通行仕様のヘッドライトの場合、カットレンズやマルチリフレクターなどのカットオフラインを有するLoビームのカットオフラインは左上がりの傾斜が左側に水平部分は右側に展開されます。※水平カットオフラインのものもあります。
レンズ面にある英数字や記号(HC/R 50R →)は協定規則第112号で定義されたHi/Lo兼用左側通行用である事を意味します。
またH4ハロゲンバルブやマルチリフレクターレンズはJISや国際規格で定義された仕様に従って設計・製造されていますが、Loビームの遮光板(お椀みたいな奴)とフィラメント軸の傾きも定義されているそうです。ただ部品に依っては微妙に仕様が異なっていますが。
POSH Faith製と純正リフレクター
所有するH4ハロゲンバルブはフィラメント軸が傾斜したタイプで955iの1号機に付けたPOSHのダイヤモンドカットレンズ(上)に装着すると少し右回りに取り付けるためフィラメント軸がレンズのTOPに対して垂直になります。
対してトライアンフ純正レンズ(下)はそのまま装着されるため軸は左回り(乗車姿勢から見て)です。遮蔽板も向かって左側が上がります。
Loビームは遮光板により遮られた光がリフレクターに当たりカットラインを形成します。
近い距離でライトを壁に当てて見るとLoビームはV字形にまたは右上がりになってる様に見えています。
リフレクターの左下半分に光が当たれば左右の光は写像関係で右上がりに見えるんでしたっけ?
現状ではバルブの遮光板によるカットオフラインは黄色線の範囲で形成されてる?と推測されます。フィラメント軸の傾きを修正してPOSH製と同様に向かって左側の遮光板を下げれば赤線の範囲に反射して本来のカットオフラインになるんではないでしょうか。
まあ実走では十分左側を照らしてはいるみたいですが。まずは個別に照射範囲を再調整するしかありません。
H4ハロゲンバルブの個体差
H4ハロゲンバルブはガラス製バルブの固定台座をカシメてあるものが多くカシメを緩めれば台座は回転するためプライヤーなどで回す事も可能な様です。
もっともわざわざ加工しなくても同じメーカー製でフィラメント軸の個体差はあるみたいです。