T595デッド・エンド・ストリート

古いバイクの記録です。Yahoo!ブログより引越し。

案ずるよりやっておしまい

DT-Swissハブのフリー部分の外し方

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現在所有している700CのホイールはEaston,Fulcrum,DT-Swiss, Reynoldsがある。その内のDT-Swiss240Sハブを使用しているのは2つ。このハブはヘキサレンチやボックスやスパナを掛ける様なところはどこにも無い。
DT-Swissのサイトのマニュアルを見ても万力に固定して引っこ抜くみたいな表記しかない。
知り合いも同じ様な事を言っていたが、ネット上にもあまり情報が無かったが最近FFWDの日本販売が開始されてJP-SportのサイトにもDT-Swiss240Sハブを使用するホイールのメンテナンスにスプロケごと引っこ抜く様な記載があった。
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試しにやってみたら、若干シール分の抵抗はあるものの簡単に引っこ抜けた(笑)。これでスターラチェット機構に簡単にアクセス出来る様になった。このスターラチェットはギア同士の接する側面にラチェット刻みの付いた2つのスパーギアと両側から抑える2つのコイルスプリングからなる。この様な構造のため一つのアップグレードオプションが存在する。
 

36歯オプション

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標準のラチェットは18歯でこれを36歯にアップグレードする。しかも内側が肉抜き(下は18歯)されて2枚で約7gの軽量化(23g→15g)となる。通常はラチェット数は変更出来ないのでやっておきたいアップグレードだと思う。
ハブの内周に沿う様なコイルスプリングはフルクラムやカンパで使われている細いピアノ線のラチェットピンのスプリングよりは耐久性はあるし動作不良も少ない。
定期的なメンテナンスならどちらも工数としては変わらない(もちろん専用工具は必要だが)が通常の整備性はこちらの方が良さそうではある。