T595デッド・エンド・ストリート

古いバイクの記録です。Yahoo!ブログより引越し。

寒中整備4

スラストベアリング組込

イメージ 1
今日は風も無く朝からそれほど寒い思いをせずに作業が出来ました。
パーツが集まったのでフォークを車体から外してスプリングとカラーの間に外径35mmのスラストベアリングを組み込むため材質の異なるシムリングとベアリングの横方向の動きを規制するための高さ30mmのフランジブッシュを組み合わせました。
フランジブッシュは上からシムリングとベアリングの内径に差し込んでいるだけになるため飛び出し防止の目的で4.と5.を入れ替えています。
スラストベアリングの回転が悪くてシム類が撓む場合5.シートスプリングは鉄製でと7.のステンレス製シムリングとの当たりが悪い可能性もあるので、次回開けた時に要確認ですね。

1.カップワッシャー(純正ナット留め)
2.シートスプリング(純正)
3.カラー(改造品GSX-Rスプリング対応)
---------------------------------------------------------
4.鉄製シムリング(外径40mm/内径20mm)
5.シートスプリング(純正)
6.オイレス#80 フランジブッシュ(鍔外径25mm/筒外径20mm)
7.ステンレス製シムリング(外径35mm/内径20mm)
8.スラストベアリング
9.ステンレス製シムリング(外径35mm/内径20mm)
10.ステンレス製シムリング(外径40mm/内径20mm)
11・スプリング

プリロードの差

イメージ 2
スラストベアリングを組み込んだ場合のプリロードはシムリングとスラストベアリングの厚みを合わせた6mmが掛かる事になります。
フォークのプリロード調整機構では概ね10mm程度のプリロードを掛けますので現状から-5mmで初期状態にしました。

暫定修理

イメージ 3
交換パーツは発注済みですが、錆びた接点をプッシュスイッチを修正して復活させました。切れ目は開いている様に見えますが、これは切り込み痕です。接着剤と塗料で水は入らない様に加工済です。
ブレーキランプは正常に点灯する様になりましたが、新品が届いたら交換します。