T595デッド・エンド・ストリート

古いバイクの記録です。Yahoo!ブログより引越し。

過去バイク:XJ750E1:納車編

YAMAHA XJ750E1

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2004年頃、T595もエンジンが3代目となり(笑)一段落した頃、ふと20年位昔のバイクに乗りたくなりました。。
昔と言ってもCB750やZ2に乗ってた訳でも無く、全くの不人気車だったスズキGS750Gに乗っていた頃。あちこちツーリングに行って楽しかった時代でした。
とはいえ20年前のバイクを選ぶ際、経年劣化は当然ですが、レストアが目的ではないので実働優先で。

1.実働、実走可能であり、出来れば車検が長く残っている事。
2.空冷で1気筒当たり2バルブのシャフトドライブ車。フルトランジスタ点火。
3.なるべく安く手に入れられるバイクで、不人気車。

確かに足周りを含めて、現在のレベルまで引き上げるには改造パーツの多く色々いじる事が可能な当時の人気車種ならチェーンドライブ車でしょうが金を掛けるより手間を掛けてやりたい。
しかし電装系は少々不安があるので最低限フルトランジスタ点火(&CDI)というレベルにしておきたい。シャフトドライブという時点で、既に当時でさえ不人気車である事は確定した様なものだが、以外と機種は豊富だった。当時はツアラータイプと言えば4メーカーにシャフトドライブ車が存在していた時代でしたし。

バイク探し

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インターネットで中古バイクサイトとネット・オークションサイトを検索。検2年付きだと意外と高い。オークションだと金額面は良いとしても遠隔地では画像だけの状態確認だと当たり外れが大きい。良い物は競り合いとなり値段も販売店とそう変わらない。
GSはあの重量を考えると今回はパスしXJ750を選択した。少し値段は上がるがネット・オークションで兵庫からの出品車を購入。
落札してから翌々日に速攻で送ってくれたので、翌週月曜日に到着した(^^;。外装は年式なりに錆・色褪せ有りだがエンジンはアイドリングは若干高目で安定している。タンク・エンジン共にスリムだ。
各部分を確認してみると、右後ろウインカー球が切れていた。配線に一部硬化が見られるが、作動には問題ない。バッテリはAC Delcoの新品に見える。
事故暦無しとあるが、右に転倒した痕跡が右のライトステーとFフェンダーに右サイレンサーにある。またヘッド付近の冷却フィンが1箇所欠けている。ただしステアリングストッパーには大きな傷は見当たらないし塗り直した痕も無いので大きな転倒では無かったのだろう。
     どうせ、ほとんどのベアリングは寿命が来ている位は見当が付いている。埃の積もり具合からすると中古で購入してから余り乗っていなかったと見える。清掃してやると結構綺麗に見える。

試乗して

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ポジションは背筋が伸びて手を伸ばすとハンドルバーに届く昔ながらの乗車姿勢で凄く楽に感じる。バッテリはまだ新しく始動性は良好だがエンジンが完全に暖機するまでは2~3000回転辺りでぐずつく。
3000回転よりエンジンが元気良くなる。もっともT595より緩やかに加速して行く。ブレーキは昔のゴムホース(^^;なので握り込めば利く状態。
タイヤとステムベアリングは当に寿命で段付き磨耗の末期状態だった。良くこれで乗っていられるなぁと思うが意外と直進性は良い。手放しでギャップに乗ると途端にハンドルが振られる。サスとブレーキは、まあなんか付いているかなというレベル。
現代のレベルからするととんでもないかもしれないが、走ると何故かホッとする(笑)。車体の動きも良いしベアリングが駄目なのにUターンも楽だ。両足がべったり接地するのもいい。シャフト駆動の癖も感じないし、GS750Gより軽くて扱いやすい。足周りの整備等を実施すればもっと良くなるだろう。純正パーツは期待出来ないし、キャブは日立製だとは知らなかった・・・(^^;。

ガス漏れ、タイヤ交換

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いつも不在のため頼んでいたマニュアルを宅急便の営業所に取りに行くのにXJに乗っていった。荷物を受け取り帰ろうと跨ると、いつもより(旧いから ^^;さらにガソリン臭い。翌日明るい処で見てみるとキャブから漏れてオルタネータカバーに垂れている様だ。燃料タンクからのホースを繋ぐパイプ付近だがホース自体なのかパイプから(パイプが可動するためのOリングの経たり)かを調べるために、燃料ホースの硬化した端をカットして使ってみる。
収まった様に見えたが、また少量づつ漏れ出した。燃料ホースを交換してみたが、パイプの角度によっては漏れがさらに酷くなったりするためOリングを交換しないと駄目だと思われる。

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XJ750の燃料タンクやキャブを外すのが、こんなに簡単だとは思っても見なかった。GSやGSX-Rでは苦労した事を思うと、良く考えてものだと、今更ながらに関心する。
旧い日立製のキャブはゴム類が駄目になっていた。OリングではなくIリングになったらガソリンが漏れるのも当たり前だろう。タンクと接続する燃料ホースのジョイントパイプにある10mmのOリングを交換した。
Oリング保護の為、シリコングリスを念入りに塗布して差し込んだ。

赤XJ部品取り用12000km

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実走不可。前ブレーキ抜け気味・フォークシール不良によるオイル漏れ。フューエルコックシール不良によるガソリン漏れ。前後タイヤ硬化によるひび割れ。エンジンもしくはエキパイより異音。
スタータスイッチ破損に対して代替スイッチがあるが接触不良。バッテリ取り付け配線が適当。左4番のプラグキャップがNGKの赤に交換。エアクリーナーの上面蓋に複数の穴開け加工。マニフォールド3番取付けリング欠品。
エキパイ下面補修痕、タンク右下に大きな凹み。右サイドカバーの爪折れ。あくまで現状品。予備パーツとしてはお買い得?。

ステムベアリング交換

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ステムを分解してみると錆とレースの段差が酷い事になっていたため、テーパーローラーに交換。
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ホイールベアリングのチェックとリヤのブレーキシューは要交換。