T595デッド・エンド・ストリート

古いバイクの記録です。Yahoo!ブログより引越し。

再開トップブリッジ流用

放置していましたが

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2号機を手に入れて1号機を長期的なカスタムやメンテナンスを施してもツーリングの足が無くなる事はありません。2号機の整備が完了して車検に持ち込む準備も完了したので放置していたCBR900RRステム交換の作業を進める事にしました。オフセット40mmのT595のトップブリッジからオフセット30mmのCBR900RRトップブリッジに変えた場合のT595やCBR900RRキーシリンダーをハンドルロック可能な位置にオフセットするパーツをアルミ板で作成していきます。

キーシリンダーオフセット固定

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実際は955iのフレームにあるステムベアリングを打ち換えてCBR900RRのステム上下を装着しない限りは、フレームからキーシリンダーの搭載位置などを実際に確認する事は出来ません。旋盤は持ちませんので段差のあるオフセットパーツなどは出来ませんから両方のネジ穴の位置を詰めて最低限の横移動オフセット位置を確認します。
今回は5mm厚のアルミ板にアップグレードして強度を増しますw。キーシリンダーをトップブリッジからオフセットする2つ穴開きパーツを作成してボルトやナットが固定出来る事を確認します。穴の位置が近過ぎるとボルト頭とトップブリッジが干渉して取付出来ません。皿ネジでは無く超低頭を使うのは頭径が13mmだからです。穴の位置を離したパーツなら外径13mmのM8超低頭ボルトと17mmのフランジナットとM8ボルトで固定出来ました。
本番では左右を一体化した形状で作成する予定ですが、キーシリンダーの逃げを作る必要がありそうです。

治具作成

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今更ですが最初にポンチを打つ際に位置がずれないように治具を作りましたw。
59はT595のキーシリンダーネジ穴の位置です。
下側の穴がCBR900RR用です。ここにポンチを差し込んで打ち込めばずれる心配もありません。次はこの穴と穴の間にキーシリンダーの逃げを作る必要がありますがグラインダーは反動があるためドリル砥石でちまちま削るしか無さそうな感じです。

試作品完成

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治具を使ってM8穴を開けたパーツにキーシリンダーの逃げを写した段ボール紙を使って窪みを転写します。それからグラインダーで斜めに歯を入れるのは難しいので縦に櫛の歯の様に切れ込みを入れてから砥石とヤスリを使って歯を削る様に曲線を仕上げました。
もっともナットやネジ位置を優先したのでハンドルロック機構が使えるかは判りません。このオフセットパーツではロックボルトがT595用より5mm遠くなります。
もう一つT595のキーシリンダーを使ってオフセットパーツを作る予定ですが、こちらは更にネジ穴とロックボルト面の差が小さいのでオフセットが厳しいです。

追記:試作品第2弾

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続いてT595キーシリンダー用のアルミ板を作成しました。治具を作って位置決めしますがセンター決めとボルト頭サイズを考慮して今回もぎりぎりの位置を狙います。
穴開けの後はキーシリンダーの逃げを作って行きます。
暑い陽射しの中グラインダーをぶん回し花粉ならぬアルミ粉を撒き散らしました(^^;。

オフセット結果

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ステム中心からロックボルト面までの距離はアルミ板の端からロックボルト面が5mm引っ込みました。※CBR用は2mmです。

純正ステムはステム中心からロックボルト位置から+7.5mmオフセットとなりロックボルトの飛び出し量分そのままになりますのでロックが掛からない可能性があります(^^;。
キーシリンダーのボルト穴は楕円ですから調整すればもっと詰められるとは思いますが。

じゃあCBR900RR用キーシリンダーで良いんじゃ・・・と言う話もありますがイグニッションへの配線が純正7本に対して3本(BAT,FAN,IG)しか無くハンドルロックをクリアしても配線の検討が必要になります。

まあCBRステムがそのままT595に取付出来るかと言う根本問題も残っていますがw。