テスト準備
前回検討したテスト案の内、分解せずに試行可能なのは2,3なので必要な部品を入手する事にしました。1,4は後回しです。
1.純正バルブ使用。積層シムのみ変更。
2.GV伸側バルブ流用。逆様装着。(動作性)
3.GV圧側バルブ流用。(Oリング耐久性)
4.純正シム変更、GV圧側ユニット追加。(ストローク減少)
2の6mm/8mmのシムリングと3の運動用Oリングを複数種類入手しました。
テスト案2:シムリング
バルブを逆様にした際、座ぐり穴の隙間を埋めるために内径6mm/外径8mmのシムリングの厚み1.0mm,0.5mm,0.3mm,0.2mm,0.1mmを揃えました。
シムリング1.0mmの場合
バルブ面から若干浮いている気がします。
念の為バルブとスプリングシムを全て組んでみるとスプリングシムがバルブ面に密着せず浮いています。
シムリング0.9mm
0.5mm,0.3mm,0.1mmの組み合わせで0.9mm厚としてバルブを組みました。
スプリングシムの構成は伸側バルブのスプリングシム構成と同じです。
問題がある様なら構成を変えますが、まずは正常に動作するかの確認が先です。
テスト案3:Oリング
左は運動用の外径20.6mmのOリングです。線径は2.4mmで硬度の高いNBR-90のP-16です。
右は圧側バルブに使われている固定用のOリングです。線径は1.5mm程度です。
問題は圧側バルブのOリング溝の外径は17.6mmで溝幅は2.2mmのため運動用の2.4mmは入りません。
まあ入っても組み込んだ外径が17.6+4.8=22.4mmになるため内径20mmのインナーカートリッジ内に入りません。
運動用Oリングで線径1.5mmは無さそうですので圧側バルブの流用は出来ない可能性が高いです。
もっとも社外品のRacetech FMGV S2053CやMatrisは圧側バルブのリングはOリングみたいですから安ければそちらにするのですが。中古でも現状高いです。
テスト案2の移植予定
1号機の整備が終わって時間が出来たら2号機のSFF圧側ユニットを分解してこのバルブを組む予定です。