T595デッド・エンド・ストリート

古いバイクの記録です。Yahoo!ブログより引越し。

2003/8 北海道ツーリング1

2003年8月4日:糠平タウシュベツ川橋梁

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これは2003年8月2日~8月8日の北海道ツーリングの記録です。

2003年8月2日:千葉~新潟

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バイクは2代目T595。5日間北海道を走り回る予定でチェーン・スプロケは新品。オイルもいつものMotulではありませんが、別のものに交換済。
荷物は事前にインターネットで宿泊予約を済ませたのでキャンプ道具は省略。
サイドバッグには工具・雨具のみ。5日分の衣類・洗面 道具・ノートPC等全ての装備を防水バッグに詰め込んで伸縮コード2本でリヤに括り付けています。
タンクバッグをには地図(ツーリングマップル)・デジカメ・ PHS等小物類を全てまとめ。
※当時はPHSとノートPCを繋いでネットに接続するスタイルでしたw。

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北海道は3度目ですが、今回も大洗からのフェリーは予約出来なかったため新潟から小樽へのフェリーを予約しました。
千葉からは外環を使い関越に乗り替えて新潟を目指すコース。新潟までは約350キロ位で朝4時に出発したら8時には到着。 
朝飯を食べて9時頃にフェリー乗場に着てみると切符売り場は既に長蛇の列・・・。
1時間半前から開始だそうで。
バイクは船体の壁際に前輪を当てる様に駐車して縄で固定する方法。船室で必要の無い荷物は駐車デッキに備え付けの棚に載せておけば持って上がらなくても大丈夫。
本日の2等客室は満室だそうで人一人ぎりぎりのスペースしかなく寝返りも打てそうにない感じ(^^;。 

2003年8月3日小樽港到着、雨:小樽~襟裳岬

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鮨詰めの船室でろくに眠れる筈も無く、朝の4時に小樽港に到着。 
外は雨が降っています。レイン装備を整え雨の中を走り出します。
小樽から札幌へ。札幌の都市部は交通量が多いのか路面の継ぎが多く水溜りがそこここにあった。
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札幌から襟裳岬へ向かう途中、苫小牧市の東にあるウトナイ湖で休憩。晴れてれば多くの鳥類が観られた筈。
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苫小牧を抜け競走馬の育成で有名な日高町に入ったところで雨は止みました。雨では馬も外に出ている筈も無く牧場も閑散としています。再度走り出したら新冠からまた雨が降り始めた。

襟裳岬

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何度か今日の宿泊地に直行しようかとも思いましたがヘルメットに当たる雨滴の音にも既に飽きて来た頃、ようやく襟裳岬に到着しました。
岬の先端まで歩いて行くが、本当に何にもないですね・・・(^^;。写真を撮って帯広へ向う。
帯広まで雨が続いた。帯広泊。

2003年8月4日帯広~旭川

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前日の雨も止んで曇。帯広を出て一路、士幌町を目指す事に。
碁盤の目の様な道路に縁取られた農地・牧場が整然と並んでいるところでもある。信号も無い 直線が10キロ以上も続いていたりするが似た様な風景が続いてどこに居るのか判らなくなりそう。

扇ヶ原PAと北きつね

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士幌から県道に入って糠平へ向かう道は久しぶりのワィンディングだがコーナーの先には鹿の親子が居たりして一寸慌てる。
然別湖から糠平へ向うために徐々に高度を上げつつある扇ヶ原PAから、先ほど通り抜けてきた場所を眺めてみる。
阿蘇の外輪山から内輪を眺める程には高度差は無いが視野の広さでは敵うべくも無い。 
暫く景色を眺めていると駐車場には人に餌を貰い馴れた子きつねが3匹出て来た。
後々、路上で遭遇した北きつねと比べると痩せており、野生動物が野生である事を止めるという事がどれだけ大変な事か痛感した・・・。
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扇ヶ原から白樺峠を越え然別湖と幌鹿峠のワィンディングを楽しんで糠平温泉へ到着。
ここからさらに北に向かい8キロほど走ると橋梁に繋がる林道の入り口に漸く到達しました。
前日の雨に濡れた未舗装の林道をノロノロ行くと入り口があるのだが、とてもじゃないが鉄道がかつて在ったとも 思えない位の森の泥道を歩くと、その先に開けた場所に橋があります。

士幌線跡のコンクリート橋は糠平湖の東側にぽつんと忘れ去られた様に掛かっていました。
風も弱く漣の立たない湖面に映り込む空とそこに建つ橋を眺めていると、まるで天空に突き出た横柱を眺めている様な幻影が湧いて来そうな、そんな静かな環境でした。 
※2003年当時は特に通航制限はありませんでした。

足寄

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ガス補給のために糠平湖から足寄に戻りました。加えて林道を走った代償に泥だらけになったT595を洗車する破目になったんですが(笑)。
のんびり洗車待ちしていると先客のおじさんが洗車機の余った分をくれたり。
そうこうする内に昼過ぎてしまったので、以前行った事のある阿寒湖はパスしてラワンブキを見に螺湾(らわん)まで行ってみましたが、なんか全部葉が枯れているんですけど・・・。 

北見

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螺湾から国道241号を足寄方面に戻り、途中から地図では通行止めと書いてあった621号を通って国道242号に乗り変え。
行先はツーリングマップに載っている回転寿司屋で寿司を食べるために北見に向う(笑)。
※2003年当時はツーリングマップルの情報が全てでした(笑)。
遅い昼食になってしまったが、期待に違わず満腹になりました。

北見国道(国道39号)

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北見から今夜の宿泊地となる旭川を目指すため国道39号を走ります。途中で空は晴れているのに通り雨で路面がびしょ濡れだったり面白そうな処があったら止まって撮影したりする訳で、なかなか進みません。ネズミ捕りもやっていましたしね(^^;。

夕方、石北峠

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層雲峡を抜けて、午後5時ようやく石北峠に到着。ここでホテルに到着が遅れる事を連絡しておきます。 
夕暮れ時に旭川市内に入る頃に最後の一休み。九州と違って日暮れが早いですね~と陽が暮れるのを眺める。

美瑛~富良野

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旭川を出て国道273号線を南下し美瑛・富良野へ向います。早朝は観光客もほとんど居ませんが観光用に作られたと思われるラベンダー畑は十勝の区画の様に人間と自然の営みにおける折衷点なのでしょうか?。 
富良野ではスキー場の斜面を一面の花畑として夏季に利用しているのを見かけました。 

トラブル発生

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富良野から途中で西に向かい国道452号へ合流し夕張へ。
途中は路肩工事で片側通行が多いものの順調なペースで距離を進めて行きます。
しかし三笠と夕張の分岐点で一休みした後、エンジンを始動するとバランサー辺りから酷い異音が。
生憎、PHSの圏外では助けも呼び様も無く夕張をキャンセルして三笠へ向い、そこから高速を使って札幌のトライアンフ正規代理店「サイクロン」へ向うことにします。

走り出すと異音はするもののエンジン自体は回転の上下も普段と変わらず。
補機類に問題があるかもしれないがクラッチ操作も問題なく水温・油圧の警告灯の点灯も無し。
考えられるのはバランサーのバックラッシュ用せらしギアのスプリングの破損による異音だが?
札幌インターで降りてサイクロンに電話してみたが繋がらない。多分休みなんだろうが、一応行って見るとやはり休みだった。 取り敢えず壊れない様に祈って先に進む事にしました。
※後でエンジン開けたら酷い状態でしたが、ロックする壊れ方じゃ無くて幸運でした。

続きます。