ニセコへ向かう
エンジンの異音に注意しながら走行します。とりあえず普通に走っている状態です。
近くに温泉もあるらしい小さな駅でした。観光用かボンネットバスが止まってたり、駅舎から表に出ると日差しは強いがそれほど暑くなくのんびりとした雰囲気。
ニセコ駅構内の古い振子時計やレジ等アンティーク物?が沢山置いてある喫茶店に入ってミシン台と思しきものを改造したテーブルでカレーを食べた後は、予約してある今日の宿を探しに辺りをぶらぶらと走ってみる事にします。

硫黄臭い温泉地を抜け峠を越えると神仙沼へ向かう道の向こうには雲海が広がっていました。
神仙沼をパスして戻り途中の景色の良さそうなところで1枚。
目の前には遥か彼方まで広がる山々を白く照らす太陽と蒼穹が手で触れそうなほどの強さで視界に入ってきます。さらに峠の方に引き返して倶知安に行く道に入ってニセコ五色温泉の先ニセコアンヌプリを右手に見上げて走ると細い道を下りはじめて倶知安に到着。
2003年8月6日 ニセコ~函館

外に出てみると一面の霧が辺りを包んでいた。近くの森の中に居る鳥の声は聞こえてくるのだが まるで緞帳の向こうに待機するステージのオーケストラといった感じがします。
幕が上がる様に霧が吹き払われて行く様子は面白い光景でした。とはいえロッジに居る飼い犬(千夢という良い名前がある)には 見慣れた光景らしく気が無さそうに寝転んでました。
荷物をまとめてロッジの管理人さん夫婦とゆっくり話してから函館に向けてスタートしました。

結局、長万部駅でも圏外となった事を確認して函館を目指して走り出します。
エンジンの異音は少し小さくなった様な。海岸沿いは交通量は多く、車に合わせてペースを合わせる。
左手に見える海は最初は晴れて函館に近づくに 従って鉛色の曇天に変わっていきました。
八幡坂にて


長崎の狭く急な坂と比べると函館のは広く穏やかな上り坂がほとんど。 両市とも都市の雰囲気から色々と共通点も多いと感じました。
昔からの外交の要衝としての港町(長崎はオランダの出島が在ったり)、 市街を一望出来る山頂(稲佐山)へのロープウェイ等々が似ており興味深いものでした。
函館ロープウェイ乗り場と函館八幡宮

函館山への登山道はシーズン中につき一般車両は通行止めでした。
意外とすぐ傍にあった宿に落ち着き温泉と食事を堪能出来ました。
まだ続きます。