T595デッド・エンド・ストリート

古いバイクの記録です。Yahoo!ブログより引越し。

残念な方向性

Mazda3ファストバック1.5G

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なかなか雨が降らずに梅雨にも入らず、暑さだけが続く頃になって漸くMazda3に試乗してきました。
試乗可能なのは1.5Lガソリンのファストバックと1.8Lディーゼルのセダン。今回はファストバックのみに試乗しました。
試乗前に外装を眺めてみますが洗車するのが躊躇われそうなソウルレッドクリスタルメタリック塗装とドア側面からリヤファストバックのボリュームを強調した板金の曲面は凄いですが、乗り込んで室内からの視界をめぐらしてみるとアサイドの高さとデッキが高くて包まれた感じは良いものの車幅の四隅が特に左前の把握しにくいです。

フィッティング感は上々

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座席に座ると着座位置はそれほど低くないもののエンジンフードのからの繋がりに合わせてメーターナセルの上に更にシェルを一枚被せる様なデッキが前席ドアまで続いています。リヤドアは更に切り上がって小さい三角窓に収束します。
いっその事2ドアにした方が造りが簡単な気がしないでもないですが(^^;。

応答なし

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節度のあるスイッチ類を操作してエンジンを始動します。
デミオの積りで少しアクセルを踏みますが思う程に回転が上がらず。もう少し踏み込みのストロークを進めたところでタコメーターが2000回転位まで上がり速度が上がって行きます。
坂道でも同じで微妙なアクセル位置ではエンジンの反応が無くある程度踏み込み速度を上げてロックアップする領域だとECUを認識させないと反応してくれません。
逆にロックアップした後はある程度維持してくれるので坂道でアクセルを踏み直す事はありません。以前とはシフト制御も変わってきた様です。

この電制スロットルと車体制御のGVC+などを含めた統合ECU制御が入っているのか街中程度の操作だと車体への反応を抑えるせいか小排気量の軽快感が全く感じられません。
まあフラフラ動けという訳ではありませんがどこかドライバーの操作が監視されて抑えられている感がします。
反面、静粛性とかノイズや車体振動抑制がサスとダンパー以外のブレーキやエンジン制御まで及んでいるせいか市街地では乗り心地がすこぶる良いです。
ギャップ乗り越えをする限りは18インチの扁平率の高いタイヤやサスやダンパーは普通レベルなんですけどね。それでもギャップを乗り越え時に音はするもののサスの突き上げがシャーシを通して座席まで来る感じはありません。

試しにアクセルを踏み込んでも制御されるせいかエンジン回転は上がっても踏み間違いと思うのか穏やかな加速しかしませんでした(^^;。
タコメーターとかシフトゲートにマニュアルモードとかありますが不要な気がします。

昨今、暴走事故がニュースになる時代にはモビリティの方向性としては正しいのかもしれませんね。