オルタネーターのダンパーゴム部品
955iのクランクケースの背面に装着されているオルタネーターはオイルシールとしてOリングとクランク出力ギアに繋がるカップリングにダンパーラバー4個が入ります。
Oリングは市販のOリングを購入しましたが、以前リヤハブのハブダンパーと一緒にオルタネーターのダンパーラバーを購入していたのを思い出して引っ張り出してみたら、Oリングも付属されていました。すっかり忘れてました(^_^;)。
オルタネーター交換
車体からオルタネーターを取り出します。
現状、交換可能なのはブラシとICレギュレーターのみです。ICレギュレーターは今回購入していませんし、レクチファイヤーはコイル配線が折り曲げて直付けされており取り外してハウジングの分解やベアリング交換、スリップリングの研磨とかも無理そうです。
そこで今回はブラシの交換のみにして本体を予備のT595オルタネーターを使うか、取外した方のオルタネーターを使うかですが、電圧低下はスリップリングの摩耗とも考えられるため両方のスリップリングを触って摩耗の少なさそうなT595用を使う事にしました。内部のベアリングは両方ともに特におかしな回転の濁りとかはありませんした。
交換するブラシは一見すると然程摩耗している様には見えませんが、新品ブラシに交換しました。
マニュアルには固定用の3本のボルトから手前にクーラントホースが被っている1本を外すためにクーラントを抜いてホースを外してと記載されていましたが、バッテリーを外してクーラントホースを押してボルト頭にT40トルクスソケットを突っ込んで外しました。
オルタネーターを取り出すとオイルが若干漏れました。ダンパーラバーは4個中2個がジョイント部が切れています。
新しいブラシを装着したT595のオルタネーターを嵌め込む訳ですが、ダンパーラバーとOリングに表面保護とオルタネーター装着時の脱落防止にグリスを塗って奥まったカップリング部分をLEDヘッドランプで照らしつつ慎重に差し込み組み付けました。
オルタネーター交換前・交換後
オルタネーターの回転部の羽根がカップリングのダンパーラバーに正確に嵌め込まれたかが判り難いため、エンジンを掛ける際もドキドキでしたが、電圧低下気味のバッテリーで無事始動出来ました。
走ってみないとわかりませんがアイドリング中の発電電圧は若干改善された模様。ライト点灯時と消灯時で左が交換前、右が交換後です。バッテリー電圧で14V、Acewell電圧で12V以上になりました。
試乗
取り敢えずお金が勿体ないので近くの有料の西九州道では無く伊万里の西九州自動車道の無料区間を一区間だけ走ってみましたが、ハロゲン点灯時のバッテリー電圧は13.8V。Acewell電圧は12.0Vを下回る事はありませんでした。
暫く様子見です。