T595デッド・エンド・ストリート

古いバイクの記録です。Yahoo!ブログより引越し。

955i-2 デュアルレートスプリングに交換

オイルシール交換

f:id:t595bb1:20201016084459j:plain

1号機の倒立フォーク寄り道が一段落したので、再び2号機のシフトシャフトのオイルシールを新品に交換しました。

f:id:t595bb1:20201016084609j:plain
f:id:t595bb1:20201016084623j:plain

グリスも入れて封入しましたが以前よりは漏れが少なくなったものの直ってない様です(^_^;)。シャフトの傷や摩耗でも無さそうですし別のところから漏れてるのでも無さそうですけどね。
また暫くは様子見です。

純正スプリングの見直し

f:id:t595bb1:20201016084532j:plain

f:id:t595bb1:20201016084708j:plain

柔らかいフォークオイルを使える様にインナーカートリッジのシム構成をリバルビングしたフォークを使っています。
一つはRacetech社のGoldValveともう一つはMatrisのT595用です。
今回1号機を純正仕様の倒立フォークに戻してみて判りましたが、8.5Nm・9.5Nmのシングルレートスプリングと高減衰ダンパーは街中や不整路面の多い狭く曲がりくねった県道ではハンドリングに精確さと突き上げに対する神経質な面がはっきりと出て疲れます。
そこで初期の作動部分を柔らかいバネレートを持つデュアルレートスプリングに戻してみる事にしました。

 

組み換え作業中 その1

f:id:t595bb1:20201016084616j:plain

f:id:t595bb1:20201016084519j:plain

最初、組込むスラストベアリングをローラータイプの薄いものを使ったところ、スプリング+カラー長が少し短い事に加えて油面が120mmと低い状態だったためサグが40mm/116mmとかになってしまいました。流石に残ストロークが短すぎましたね。
純正は7.7~1.0Nm位のレートだったと思います。覚えてませんが。

インナーチューブの残ストロークは以下の通りです。 

無負荷(フロントスタンド立てた状態):116mm
0G(サイドスタンド状態):92mm
0G'(リヤスタンド状態):74mm

組み換え作業中 その2

f:id:t595bb1:20201016085552j:plain

昨日の問題を修正。厚みのあるボールベアリングを使ったのスラストベアリング+専用カラーに変更。

※純正カラー長100mm→上記仕様で102mm位。


インナーチューブ内筒の内直径を40mm想定で容積計算と油面高さを計算します。フォークオイルを左右100mlずつ追加すると油面が20mm程上がる計算で油面100mm~120mmの範囲に収まるようにしました。

オイルはMotul社製オイルを混合で5W相当に粘度変更しています。最終的に以下の残ストロークとなりました。

 

無負荷(フロントスタンド立てた状態):116mm
0G(サイドスタンド状態):92mm→99mm
0G'(リヤスタンド状態):74mm→85mm

 

あまり姿勢変化を伴わない街中は工事が頻繁で路面が非常に悪い訳ですがw、スプリングの柔らかいところが効いてギャップによるふらつきは無く直進安定性が増しています。
伸び側ダンパーはアジャスター1回転戻しと抜いてるので町中での取り回しは楽です。アクセルをパーシャル状態でのコーナー進入時の曲がり易さと減衰を下げた取り回しの軽さは神経質さとは無縁です。ただストロークが深いところでの衝撃はきついですが。

まだ積極的にフォークを動かす様な走り方は試していませんw。