T595デッド・エンド・ストリート

古いバイクの記録です。Yahoo!ブログより引越し。

955i-2 フロント周り点検中

ステムベアリング給脂

車検に使う点検整備記録簿通りに毎年点検していますが、現状はbb1に偏り過ぎて2号機の走行距離が伸びない内に1年が経過して錆だけが増えていきます。

フロントフォークを外すだけでも仕様が異なるため作業手順が変わってきます。まあフロントタイヤをジャッキアップする前に行うボルトを緩める準備作業的な工程が多いのですが。

フロントホイールとフォークを外すまではフロントスタンドを使い、ステムを外す時にはジャッキスタンドでエンジン下を支えておきます。

2020年に上下をアンギュラーボールベアリングに交換して3年で約4000kmしか走っていません。毎年グリスがしっかり残った状態です。ベアリングレースは特に引っ掛かりは感じませんでした。洗浄して新しいグリスを塗布して組み直します。アジャスターナットは今回35Nm→15Nm、ロックナットは35Nm。トップナットは90Nmで締めます。

フロントキャリパー

走行距離の割にダストの付着が多いですね。掃除してピストン回しと給脂。パッドはギリギリまで使う事にします(^_^;)。

ホイールベアリング

交換して1年ですがホイール側のダストシールが無い分、ベアリングシールの滲みが目立ちます。動作には問題無いため次の車検前に交換の予定。

フロントフォーク点検

フロントフォークのシール部分は漏れはありませんが、左ボトムケースとインナーチューブの継ぎ目に汚れが付着していました。

トップキャップを外してみたところ、付着するオイルは汚れもなく綺麗でした。まあゴミは底に溜まってるだろうけどカートリッジ迄分解しないと汚れは取れないし。大体、一年間で1000kmしか走ってないからあまり汚れ様もありませんね(^_^;)。

抜いたオイルも透明度は高い感じです。オイルを抜いて部品を掃除してから、新しいオイルを入れます。カートリッジはRacetech仕様ですから5W相当のKHL15-10を入れます。

ブレーキスイッチ緩み

本来はマイクロスイッチのレバーが完全に閉じてる筈なんですが、取説が行方不明のため前回装着時に見様見真似で組み立たのですが、走行中に廻り止めが効かずにマイクロスイッチを固定しているホルダー自体が動いてレバーが開いてブレーキランプが点灯してしまいます。どうやらホルダーの位置を調整するスペーサーについているイモネジがちゃんと締まっていなかった模様。2つあるイモネジを締め込んで回らない事を確認して様子見ます。

キャリパー掃除中

キャリパー表面から中性洗剤を混ぜた水と歯ブラシでパッドダストを落としました。ピストンには清掃後にCCIメタルラバーを塗布してピストン回し。パッドは新品を保管していますが、まだ替えませんw。

このフォークはSFFなので減衰機構は左右で別々です。450+20mlほどオイルを注入してエア抜き後に暫く放置しました。油面を120mmに調整し今回は圧側の右フォークのみ組み立ました。左の伸側は引っ張り上げ過ぎるとエア抜きが上手く行かないためゆっくり短くストロークさせて長時間放置する事にします。

暫くはこの状態。

後日

翌日、伸側フォークを組み立てトリプルクランプに装着しました。

突き出し:5.3mm

プリロードアジャスター:7mm

伸側減衰:3/4(前回5/6)※暫定設定

圧側減衰:3/4