T595デッド・エンド・ストリート

古いバイクの記録です。Yahoo!ブログより引越し。

955i 倒立フォーク装着確認

1050倒立フォークの装着確認中

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さて寄り道として955i 1号機に後年式(~2010)のスピードトリプル1050用倒立フォークを仮装着してみました。2001年までの955iと異なり1050ステムはメーターがフレームステーマウントでありトップブリッジに取付ボスが無いため、結局2号機では無く1号機でフォークを仮装着して問題ないか確認する事になりました。

955iステムベアリング状態確確認

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走行距離50500kmの上ステムベアリングと下ベアリングアッパーレースの状態です。
フィニッシュラインのテフロンと有機モリブデン配合のリチウムグリスのミックスはまだ十分に残っていました。ステムの作業履歴は以下の通り
1.37000km:ベアリング交換
2.42800km:ベアリング給脂
3.47800km:ベアリング給脂

取り外した955iステムは雨天走行はしていませんが、それでも油脂が流れて汚れた跡が見られます。1050ステムには有機モリブデンが配合されたと普通のリチウムグリスのミックス。シャフトにはフィニッシュラインのテフロングリスを防錆に塗っておきます。

1050ステム装着作業中

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955iのフレームに1050のステムを装着していきます。SUZUKIの下側ダストシールのクリアランスを確認してから、1050の上側ダストシールの厚みを考慮してシム・スペーサーを追加します。同じメーカーパーツでも流用してフィッティングする際には微調整が必要な事が多いです。

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専用工具でアジャスターナットを40Nmで締めた後に緩めて15Nmで再締付けますが、勘違いして25Nmで締めたら重さが一気に増しました。まだ先にフォークのオイル漏れを修復しないと行けませんので実走行の段階になったらガタを確認しつつ問題なければ段階的に15Nmまで下げていく事にします。
ロックナットは40Nmですが、1050はダブルナット仕様であり形状が変わって955iのナットレンチが使えなくなったトップナットは90Nmで締め付けます(955iは65Nm)。
※38mmソケットを買わないと(^_^;)

 フォーク左右フルロック動作確認

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ステムにフォークを装着して左右フルロックまで動かして何処にも接触しない事を確認します。1050用フォークですが、オフセット同じでフォークスパンは214mmに広げられているため接触箇所も無く問題無さそうです。 

 

 

 

作業中断

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この状態でホイールを追加してシャフトカラーやブレーキローターセンターの測定を行いたいところですが、メーター検診で家の水漏れが判明したのでそちらの対応で今日はここまでです(^_^;)。